商品棚卸時のトラブル対処法について
個人でインターネット物販を行っている者です。
商品の棚卸の際に、以下のようなトラブルが起こった場合、どのように対処するのがベターなのか、一般論をご教示ください。
・ケース
グーグルスプレッドシートで商品の在庫・売上・経費の管理を行い、1日1回会計ソフトに入力を行っている。
1週間に1回程度、現物の在庫数量とシート上での在庫数が合っているか、売上や経費の入力が正しく行えているかチェックを行っている。
・疑問点
1.万が一、現物と在庫管理シート上での数量が違った場合、どのように処理すればよろしいのでしょうか?現物の方が少ない場合、多い場合それぞれご教示ください。
2.棚卸とは直接関係ないですが、販売した商品が配送中に破損し、結果的に取引がキャンセルとなってしまった場合、売上は0なのに在庫数は-1になりますが、その場合、会計ソフト上での処理は発生しますか?する場合、どんな処理が必要ですか?
以上、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

1.万が一、現物と在庫管理シート上での数量が違った場合、どのように処理すればよろしいのでしょうか?現物の方が少ない場合、多い場合それぞれご教示ください。
差異が少量(少額)でしたら、月末(期末)商品棚卸高を実際の現物数量で計上していただくことで、自動的に売上原価で調整されます。現物の方が少ない場合は売上原価が増加し、現物の方が多い場合は売上原価が減少することになります。
大量に破損したり、盗難されるなどの場合は、雑損失で計上することになります。
2.棚卸とは直接関係ないですが、販売した商品が配送中に破損し、結果的に取引がキャンセルとなってしまった場合、売上は0なのに在庫数は-1になりますが、その場合、会計ソフト上での処理は発生しますか?する場合、どんな処理が必要ですか?
1個の破損で少額な場合は1と同じく売上原価で調整していただければ結構ですので、仕訳は必要ありません。
破損が多額になると
借方:雑損失 貸方:商品
という仕訳が必要です。
よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます。
差異が少量(少額)でしたら、月末(期末)商品棚卸高を実際の現物数量で計上していただくことで、自動的に売上原価で調整されます。
ということは、数個程度の誤差であれば、(仕入値)÷(現物の個数)で仕入れ単価と数量を数量を調整するだけで良いということですか?
私の場合、1週間に1回、棚卸をしています。稀にですが、現物の数と管理表の数量が合わず、原因がどうしてもわからないことがあるので、上記の処理で問題なければそのように対応します。

仕入単価はあくまでも(仕入代金合計÷仕入れた数量)で計算します。
その単価に実際の現物数量を乗じて棚卸高を計算します。
これにより、誤差の分は自動的に売上原価で調整されることになります。
よろしくお願いいたします。
すみません、簿記の知識がなく、正確に理解できているのか分からないので、以下のようにして問題ないのかご教示ください。
例①
1.9月1日にAという商品100個を2万円分仕入れた(@200円)
2.会計ソフトと自身で管理しているエクセル表で在庫や売上の管理を行った
3.9月末日、1ヶ月でAは70個売れ、残り在庫数は30個になった
4.しかし、在庫表を確認すると、表では在庫残数が25個なっていた
5.実際は30個商品があるのに、管理表では在庫が25個しかないことになっているので、200円×25個÷30個を計算し、仕入れ単価約167円として、在庫上でも在庫を30個とする
例②
1.9月1日にAという商品100個を2万円分仕入れた(@200円)
2.会計ソフトと自身で管理しているエクセル表で在庫や売上の管理を行った
3.9月末日、1ヶ月でAは70個売れ、残り在庫数は30個になった
4.しかし、在庫表を確認すると、表では在庫残数が35個なっていた
5.実際は30個しかないのに、管理表では在庫が35個もあることになっているので、200円×35個÷30個を計算し、仕入れ単価約233円として、在庫上でも在庫を30個とする

例①の場合でしたら、在庫の単価は200円のままで25個ですから、
在庫金額は200円✕25個=5,000円となります。
不足分の200円✕5個=1,000円は売上原価の増加となります。
例②の場合は、在庫金額は200円✕35個=7,000円となり、
売上原価が1,000円減少することになります。
実際の数量と管理表の数量に差異がある場合は、
管理表の数量を実際の数量に修正することになります。
例①の場合は管理表の数量を25個に、例②の場合は管理表の数量を35個に修正します。
単価の修正は行いません。
よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年08月27日 20時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。