来期の売り上げにおける前渡金処理について
2月決算の映像制作会社です。2022年納品予定の仕事が今期に契約締結となり、1月に前渡金を受け取り、経費をかけて準備を進めていきます。このように期がまたがる売り上げの場合、どのような決算処理をすれば良いのでしょうか?
税理士の回答

1月に受け取られた前渡金は「前受金」で処理します。
一方で当該契約に関わる経費は納品されるまでは「仕掛品」に計上します。
そして、納品された際に「前受金」を「売上高」に、
「仕掛品」を「売上原価」振り替え処理します。
よろしくお願いいたします。

納品するまでは、売上となりませんので、以下のように処理します。
1:入金時
(借方)現金預金 XX円 (貸方)前受金 XX円
2:経費発生時(決算前も決算後も同一の仕訳)
(借方)仕掛品 XX円 (貸方)現金預金 XX円
3:決算時
仕訳なし
4:納品時
(借方)売掛金 XX円 (貸方)売上高 XX円
(借方)前受金 XX円
(借方)売上原価 XX円 (貸方)仕掛品 XX円
仮に経費発生時に仕掛品ではなく経費科目として会計処理する場合には、決算時において当該売上に係る経費を仕掛品に振り替える仕訳を計上することになります。
具体的に記載していただき、ありがとうございました。イメージが湧きます。
本投稿は、2020年10月29日 11時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。