別表五(一) 繰越損益金と、決算書の繰越利益剰余金の差額
以前の税理士事務所へ申告を依頼していた申告書を確認していたところ、別表五(一) 繰越損益金と、決算書の繰越利益剰余金に物凄く差額がでています。
手元にある総勘定元帳と申告書を遡ったのですが、10年以上前からその状態で理由が不明です。
例えば、別表五が▲500で、決算書が▲1000になっているような状態で,どちらが正しいのかも分かりません。
このような場合は、どうしたら良いのでしょうか?
決算書の繰越利益剰余金があまりにもマイナスなので、出来れば別表五の数字にもっていければありがたいと思っています。
税理士の回答

シーズ税理士法人の川口です。
ご質問頂いた事項につき回答させて頂きます。
詳細がわからないため回答に私の主観が入ってしまうのですが、税務申告書の別表5(1)の金額は会計上の決算書記載数値より、税務上異なる取り扱いをするものを調整を加えて作成していくことになります。
また、決算書の繰越利益剰余金の数値は毎期の損益計算書の当期純利益を積み上げて繰越利益剰余金を計算しております。
以上のことから、過年度の決算書の繰越利益剰余金が誤っていたのではなく、別表5(1)の税務申告の金額が誤っていた可能性が高いものと考えますので、翌期申告する際に期首繰越損益金の金額を会計上の繰越利益剰余金の数値に修正して申告書を進める形が一番良いのではないかと思います。
ご不明な点等御座いましたらお気軽にご連絡ください。
本投稿は、2022年04月13日 10時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。