会社の年末調整について、2年連続で12月に纏めて税金を取られるので困っています。
タイトルについてですが、
今までは住宅減税で戻ってきた分があったので大丈夫だったのですが、今年からなくなるので大変困っています。
下手すれば12月の給与はマイナスです。
普通、毎月の給与から多めに取って年末に返ってきませんか?
税理士の回答

米森まつ美
回答します
毎月の源泉徴収税額の算出の際には「住宅減税」については加味されていません。
月々天引きされる「社会保険料」と扶養の人数で税額が決まりますので、年末調整で給与の支給額を超えるほどの「年税額」が算出されることは通常考えられません。
毎月の給与の支払の際に源泉徴収税額が無いのでしょうか。給与の金額・扶養人数にもよりますが、会社が徴収誤りをしている可能性があります。
国税庁HP掲載の源泉所得税の「税額表」を参考に添付します
「源泉徴収税額の求め方」
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2020/data/19-22.pdf
「月額表」
例えば社会保険料を控除した後の給与の額が20万円の場合、扶養が0人なら4770円、扶養が2人なら1530円 の源泉所得税額になります。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2020/data/01-07.pdf
「電算式」
会社が電算での税額計算をしている場合は、次の算式になります。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/zeigakuhyo2020/data/18.pdf
ありがとうございました。
紹介してもらったサイトを観てみます。

米森まつ美
ベストアンサーをありがとうございます。
蛇足としてお伝えします。
毎月の給与時に使用する「月額表」は、年間の給与の変動がなく、かつ、扶養などの人数も変更がない前提で作成されています。
しかし、年の中途で扶養人数が変わることもありますし、生命保険料控除、住宅ローン控除などは加味されていませんので、最終的には年末調整で年税額が確定され、所得税を精算することとになります。
そのため「年末調整で還付がある」とよく言われています。
本投稿は、2021年06月26日 13時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。