退職所得控除を3回活用する場合の利用可能控除額について
退職所得控除を3回活用する場合に最大限控除額を使いたいと考えており、以下の計算式が正しいかについて質問させて頂きます。
◆背景
・現在勤めているA会社を45歳(21年間勤務)でアーリーリタイアして、独立しようと考えています。
・A会社では企業型確定拠出年金(35歳時に仕組みが導入されて以降運用を続けており、退職時には10年運用している状態)をしており、リタイア後はiDeCoに移し替えて積立運用は継続します。
・独立後はマイクロ法人として役員退職金も使って節税したいと考えています。
◆質問内容
退職所得控除を最大限活用したいと考えており、以下の様に時期をずらして退職金を受け取ろうと思っているのですが、それぞれ利用できる退職金控除額は正しいでしょうか?
①45歳:A会社の退職金を受け取る。
勤続21年なので、退職所得控除は800万円+70万円×(21年-20年)=870万円
②65歳:iDeCoを一時金で受け取る。
その時の退職所得控除は800+350=1150万円
加入期間30年なので、退職所得控除は800万円+70万円×(30年-20年)=1,500万
※①A会社退職時から19年以上あけたので退職所得控除は満額使える
③75歳:立ち上げた会社から役員退職金を受取る。
勤続30年なので、退職所得控除は800万円+70万円×(30年-20年)=1,500万円
※②iDeco受取時から4年以上あけたので退職金控除は満額使える
税理士の回答

土師弘之
計算は上記のとおりで問題はありません。
なお、表現の問題ですが、重複計算が必要なのは「過去4年(確定拠出年金一時金の場合は14年)以内に」退職金を受給している場合ということですので、「4年(14年)以上」ではなく、4年超(14年超)それぞれの退職金の支給時期の間を開ける必要があります。
回答ありがとうございます!
以上 ではなく 超 である点も理解しました。
ありがとうございます!
本投稿は、2022年06月23日 07時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。