少額減価償却資産の管理について
資産の管理作業を行っているのですが、少額減価償却資産についてどうすればよいか考えているところでアドバイスいただけませんでしょうか。
少額減価償却資産は私の認識では、【毎年の減価償却費不要・固定資産税初年度のみ課税・確定申告購入年度のみ別表記載・除却と売却時仕訳不要】です。
当社使用の資産管理ソフトに登録すると削除しないとずっとデータが残っています。
一括償却資産は3年経過すると勝手に消える仕様です。
少額減価償却資産は購入翌年度からデータがなくなっても良いように思うのですが、ひょっとすると私の認識していない何か税務上の処理や決まりがあるのでしょうか。
教えていただけますと助かります。
また、私の認識している範囲で正しいのであれば翌年度で削除しようと思うのですが、税務上何か懸念があるようでしたら教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
少額減価償却資産は私の認識では、【毎年の減価償却費不要・固定資産税初年度のみ課税・確定申告購入年度のみ別表記載・除却と売却時仕訳不要】です。
→10万円以上30万円未満の減価償却資産のことかと思いますが、固定資産税(償却資産税)は初年度のみではありません。通常の減価償却資産と同様に地方税法に定める減価率に基づいて法定耐用年数分の税金が課されます。法人税の減価償却費の計算とは全く違います。
ご質問が固定資産台帳のことなのか、償却資産税の申告書のことなのかよくわかりませんが、上記の通り認識が間違えています。
おっしゃる通りで10万円以上30万円未満の減価償却資産のことで、年間300万円までのお話です。
固定資産税(償却資産税)は初年度のみではなく法定耐用年数分が課税されるのですね。
そうすると、法定耐用年数が経過する前に廃棄・除却・売却したら課税は途中で終了するのでしょうか。
また、廃棄・除却・売却時は仕訳は必要なのでしょうか。
再度のご質問で大変申し訳ございませんが、お応えいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
そうすると、法定耐用年数が経過する前に廃棄・除却・売却したら課税は途中で終了するのでしょうか。
→償却資産税の申告をされていると思いますが、当該固定資産は減少資産に記載して課税は終了します。
また、廃棄・除却・売却時は仕訳は必要なのでしょうか。
→当然必要です。
会計処理と法人税申告処理、償却資産税申告処理はそれぞれ別モノです。混同して考えられているのではありませんか?それぞれの処理を整理されることをお勧めします。
お応えいただきありがとうございます。
申告等々を税理士さんが行い社長へ報告されているのですが、その内容を知らない私が資産の管理業務を任され何をどう管理すれば良いのかと考えていたところでした。管理は購入時以外も必要だということが分かりましたが、おっしゃる通り会計処理と法人税申告処理、償却資産税申告処理について明確にした方が良さそうですね。また、社長へ報告されている内容も確認してみたいと思います。
相談して良かったです。ありがとうございました。
本投稿は、2023年06月22日 14時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。