長期未払金勘定と未払金勘定
お世話になります。個人事業主です。
「長期未払金勘定」と「未払金勘定」についてご教示ください。
今年の7月に固定資産(機械装置)を割賦契約販売にて購入しました。
購入金額は¥18,860,000-で割賦手数料(利息分)は、¥3,063,996-の15年(180回)払いです。(毎月の返済は、¥121,800-で8月から引き落とし開始)
売買契約書上、7月1日に取得したことになっておりますので、同日付にて固定資産所得の仕訳を切ろうと思っておりますが、この場合の仕訳については、下記の通りで問題ないのでしょうか?
7/1 機械装置 18,860,000 / 未払金 ¥ 2,070,600
長期前払費用 3,063,996 / 長期未払金 ¥19,853,396
長期未払金は、決算日翌日から1年以上に渡り支払いが継続するものとのことですので、上記は令和2年の8~12月の5か月と令和3年の12か月分を「未払金勘定」としています。
本来は令和2年の5か月分だけを「未払金」にすべきなのでしょうか?
また、割賦払いの際は、割賦手数料を長期前払費用で計上しておき、毎月の引き落とし時に180回均等に費用化(定額法)するようですが、信販会社からの支払予定表で毎月の手数料(利息分)金額が明確になっていれば、均等ではなく、支払予定表の金額を費用化しても問題ないのでしょうか?
税理士の回答

山本邦人
未払金に振り替えるのは、決算日から1年以内に支払いを迎えるものと考えればいいでしょう。
期中は全額長期未払金でOKです。
それ以外は上記の仕訳でOKです。
信販会社からの支払予定表で毎月の手数料(利息分)金額が明確になっていれば、均等ではなく、支払予定表の金額を費用化しても問題ないのでしょうか?
はい、それでもOKです。

多田信広
長期未払金は、決算日翌日から1年以上に渡り支払いが継続するものとのことですので、上記は令和2年の8~12月の5か月と令和3年の12か月分を「未払金勘定」としています。
本来は令和2年の5か月分だけを「未払金」にすべきなのでしょうか?
取得時は
7/1 機械装置 18,860,000 / 長期未払金 ¥ 21,923,996
長期前払費用 3,063,996
という仕訳をしていただき、
決算時に
長期未払金 1,461,600/未払金 1,461,600
という仕訳で決算日から1年以内に支払期限が到来する金額を
「未払金」に振り替えられてはいかがでしょうか。
また、割賦払いの際は、割賦手数料を長期前払費用で計上しておき、毎月の引き落とし時に180回均等に費用化(定額法)するようですが、信販会社からの支払予定表で毎月の手数料(利息分)金額が明確になっていれば、均等ではなく、支払予定表の金額を費用化しても問題ないのでしょうか?
はい。支払予定表の金額を費用化しても問題ありません。
よろしくお願いいたします。
山本先生
ご連絡いただき、ありがとうございます。
仕訳方法について理解できました。
また、割賦手数料についてもご教示いただきありがとうございました。
支払予定表にて手数料が特定できますので、そのように仕訳しようと思います。
多田先生
ご連絡ありがとうございました。
長期未払金と未払金の違い、理解できました。
今回は、未払金のご質問をさせていただきましたが、厳密にいえば割賦手数料を長期前払費用として計上していますので、こちらも決算日に1年分を前払費用に振り替えなければなりませんね。
割賦手数料は支払予定表に従って仕訳しようと思います。
ありがとうございました。

山本邦人
はい、よかったです。
ありがとうございました。
本投稿は、2020年08月23日 15時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。