【個人/白色申告】固定資産をローンで購入したときの記帳について
白色の個人事業主です。
25万円のパソコンをローンで購入した場合、
経費の計上はどのようにすればいいのでしょうか?
サーバー用ではないため、固定資産として4年で償却になると思いますが、
パソコンの支払い自体がローンでの分割払いとなります。
毎月決まった額(元本+金利)を支払っているのですが、
その場合、取引の記録はどのようにすべきでしょうか?
税理士の回答
元金+利息が毎月同額の割賦払いでしょうか?
その前提で、ご記載の情報から推定できる回答をします。
購入時
(借方)工具器具備品(パソコン)、長期前払費用(利息の総合計額)/(貸方)長期未払金(割賦の総支払金額)
割賦支払時
(借方)長期未払金/(貸方)預金
年末時
(借方)減価償却費(25万円×4年定額法償却率0.25×その年の事業供用月数/12)/(貸方)工具器具備品
(借方)支払利息(長期前払費用×その年の割賦総回数/割賦回数)/(貸方)長期前払費用
ありがとうございます。
ご回答いただいた内容はなんとか理解ができるのですが、
当方白色申告のため、使用している会計ソフトでは
「科目」と「支払金額」しか記載することができません。
また定額法で今年の償却費(購入日から月割り)を計算すると9ヶ月で46,875円となり、
毎月のローン支払い額の方が大きくなります。
この、年間の償却金額と毎月の返済金額に差がある場合で、
白色申告の簡易的な帳簿に記録するにはどのような方法が考えられますでしょうか?
(金利と元本は固定です)
お使いの会計ソフトの操作方法についてはわかりかねますが、簡易簿記であれば以下のようになると思います。
購入時
固定資産台帳に工具器具備品(パソコン)を記載
割賦支払時
預金出納帳に借入金返済と支払利息(支払利息は先の回答の長期前払費用の計算と同じです)を、経費帳に支払利息(預金出納帳の支払利息と同じ)を記載
年末時
固定資産台帳に減価償却費を記載
なお、減価償却費=毎月の返済額ではありませんから、パソコンの減価償却費と毎月の割賦支払額が異なるのは普通です。
すみません。1点訂正します。
割賦支払時の支払利息は利息又は割賦手数料の合計額を割賦回数で割った金額が1回当たりの金額になります。
また、借入金返済でも未払金返済でもどちらでも結構です。
ありがとうございます!大変勉強になりました!
本投稿は、2021年09月27日 20時07分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。