自宅に車庫をつくると固定資産税に影響はありますか?
自宅を建設するとき、車庫の形によって固定資産税は変わってきますでしょうか?
①庭に駐車スペースをつくる(屋根なし)
②庭にカーポートを設置する
③建物の1階を車庫にする
③のように建物の1階を車庫にすると固定資産税が高くなりそうで迷っています。
税理士の回答
①屋根無しの駐車スペース
固定資産税は変わりません。
土地と家屋に対して固定資産税は課税されます。
屋根無しの駐車スペースは家屋(建物)ではないため固定資産税は変わりません。
②カーポート
カーポートは基本的には固定資産税はかかりませんが、かかるケースもあります。
屋根だけのカーポートの場合は固定資産税はかかりませんが、
ガレージタイプのように外気遮断性の高いものについては
家屋(建物)と見なされ固定資産税がかかる場合があります。
③1階部分が車庫
車庫の面積や設備の内容によって固定資産税が変化する可能性があります。
チェックするポイントは、車庫部分の面積が延床面積の5分の1以下か否かと高額な設備であるか否かです。
・5分の1以下の場合
容積率の緩和措置によって車庫部分が家屋(建物)から除外されるため、
固定資産税が減る可能性があります。
・高額な設備である場合
家屋(建物)の固定資産税は、その建物の種類・構造・床面積等によって変化します。
簡単に言うと、高価な材料で作られた建物は高くなるということです。
高性能の電動シャッターのように高価な設備を備え付けていると
その部分の評価ぎ高くなり、結果的に1階を車庫にすると固定資産税が割高になるということも想定されますので注意が必要です。
なお、一般的にみなさんが「固定資産税」と呼んでいるものは、「固定資産税」と「都市計画税」の合計です。
固定資産税の税率は1.4%、都市計画税の税率は0.3%以下です。
この税率を、固定資産税の評価額に掛けて税金を計算していきます。
分かりやすくありがとうございます。
建物の1階に車庫をつくる場合は1/5以下の広さにして、高価な設備を付けないのが固定資産税をへらすポイントということですね。
本投稿は、2022年06月04日 23時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。