損失繰越と扶養について
私は親の扶養に入っている大学生です。2023年の国内FXでの通算損益が-46万円だったので損失の繰越控除を利用したいと考えています。2024年度の自分の収入を親の扶養に入り続けられる範囲でなるべく多くする方法を教えていただくご質問させていただきました。
ここで質問なのですが、損失繰越を行い、2024年のFX通算損益が+45万であった場合、親の扶養に入り続けることができるでしょうか?ちなみに2024年のアイルバイトの給与所得額は90万円の予定です。
仮に扶養を外れてしまうのであれば、FXと給与所得の収入をどちらをどれくらい減らすのが良いのでしょうか?
上記の2点についてご回答いただければ幸いです。
税理士の回答

伊香昌重
扶養の対象になるためには、合計所得金額が48万円以下である必要があります。
したがって、FXの所得+給与所得(収入金額から給与所得控除額55万円を控除した後の金額)が48万円以下とする必要があります。
なお、前年の損失の繰り越し控除を適用としたとしても、合計所得金額の計算には影響がありません。
ご回答いただきありがとうございます。
では、今年度に繰越損失を利用しなかったものとしたとき、給与所得が81万円、FXの所得が19万の場合には扶養の対象になるということでよろしいでしょうか?ちなみにこの場合来年度の確定申告は必要なのでしょうか?

伊香昌重
今年度の所得が御質問のとおりであれば、税金は0円であり、扶養の対象にもなりますので、確定申告は必要ありません。
ただし、繰越損失は、3年間適用可能ですが、翌年以降に適用する場合には、損失をした年の翌年以降においても毎年確定申告を行う必要があります。したがいまして、来年度以降に繰越損失を利用しようとする場合には、今年の税金は0円ですが、今年度も来年度も確定申告を行う必要があります。
この度は相談に乗っていただきありがとうございました。
本投稿は、2024年01月07日 02時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。