夫婦間の贈与について
結婚30年の夫婦です。
住宅購入にあたり不安があります。
一括払いを予定しており各々の銀行から主人の口座に集めて支払いを予定してます。
その各々の多くが妻名義の預金になってまして。その理由は専業主婦なので(過去に少々アルバイト有り)銀行に行きやすく主人の給与から毎月貯金しまとまった額になると別銀行に口座をつくり移していたので妻名義預金が多くなってしまいました。
そこで今回妻名義から主人名義口座に振り込む際、贈与となってしまうのか不安です。
妻名義のものは主人からもらっている認識はなく実質主人と考えてきました。
今回の住宅も主人単独名義です。
妻名義預金の期間が長い事、一気に大きな額を主人口座に移す(戻す?)事になりますが大丈夫でしょうか?
心配でたまりません。
よろしくお願いします。
税理士の回答

鎌田浩司
奥様名義の預金は、よくある名義預金と呼ばれるものです。
失礼な話ですが、ご主人の相続税の際には、この名義預金もご主人の財産であると税務署から指摘されることがよくあります。
認識のとおり、預金する都度贈与することは、ごくまれです。つまり、名義にかかわらずご主人の預金です。
その意味では、贈与税を課税される事はないでしょう。
なお、家計簿や古い通帳など、説明資料があることが望ましいです。
御回答ありがとうございます。
申し訳ございませんが確認してよろしいでしょうか?
今回の住宅購入にあたって贈与税が課税されることはありませんが将来この名義預金(妻名義)が相続税の対象になると理解しましたが合ってますか?

鎌田浩司
ご理解のとおりです。
税法は、いわゆる内助の功に配慮して、配偶者は最低でも1億6,000万円まで相続税がかからないことになってます。
重ねての質問に早速ご回答いただき感謝いたします。
とてもわかりやすく安心しました。
また配偶者の相続税に関しても大変勉強になりました。
ありがとうございます。
本投稿は、2024年07月16日 10時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。