フリーランスとして、日本に居住して海外企業から収入を得る手続きについて
フリーランスとして、日本に居住して海外企業(イギリス)から収入を得ることを検討しています。エージェントから以下の書類提出を求められているのですが、日本に当てはめた場合、何の書類を提出すればよいのか分からず困っています。
私の推測として、
・Freelance registration certificate → 開業届?
・Proof of Tax number in Japan → マイナンバー?
・Proof of Social Security in Japan → 厚生年金?
と考えましたが、他に該当しそうなものがあれば、アドバイスをいただけますでしょうか。ヨーロッパ基準なので、日本では完全に同じものが存在していないような気がしております。
税理士の回答

石割由紀人
1. Freelance registration certificate
日本では、個人事業主として事業を開始する際に「個人事業の開業・廃業等届出書」(通称:開業届)を税務署に提出します。この開業届の控えが、フリーランスとしての登録証明書に相当します。提出後、控えを受け取ることができますので、これを提出すると良いでしょう。
2. Proof of Tax number in Japan
日本の税番号は「個人番号」(通称:マイナンバー)かと思われます。マイナンバーカードをお持ちであれば、そのコピーを提出することで税番号の証明となると思われます。ただし、マイナンバーは個人情報であり、取り扱いには十分注意が必要です。提出先のエージェントがマイナンバーの取り扱いに対応しているか確認した上で提出してください。
3. Proof of Social Security in Japan
日本の社会保障制度には、健康保険や年金制度があります。フリーランスの場合、一般的に国民健康保険と国民年金に加入します。これらの加入証明書としては、以下の書類が考えられます。
- 国民健康保険被保険者証:国民健康保険に加入していることを証明する保険証です。
- 国民年金保険料納付書の控え:国民年金の保険料を納付していることを示す書類です。
これらのコピーを提出することで、社会保障の証明となります。
なお、エージェントが求める書類が日本の制度と完全に一致しない場合もあります。その際は、上記の書類が該当する旨を説明し、必要に応じて追加の情報を提供すると良いでしょう。
また、海外企業との取引に際しては、日本国内での税務手続きや社会保険の加入状況についても確認しておくことをおすすめします。特に、開業届を提出することで青色申告が可能となり、節税効果が期待できます。
以上、ご参考になれば幸いです。
ご回答いただきありがとうございます。参考にいたします。大変助かりました!
本投稿は、2024年12月09日 06時34分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。