親が無職になる学生の税金について
現在大学3年生でアルバイトをしている者です。
4月より2人で暮らしている母が無職になり、1〜3月は働いていましたが合計して2025年は60〜70万円程度の給与収入になる予定です。私は2024年はアルバイトで80万程度稼いでおり母の扶養に入っていました。
母が無職になることで私が扶養から外れることになると思うのですが、今年は扶養の基準の123万は気にせず働いて大丈夫ということでしょうか。自分自身の所得税がかかる150万(勤労学生控除を適用して)までは特に気にせず働いて大丈夫なのでしょうか。住民税は勤労学生を利用して140万からかかるという認識で合っていますか?
また、123万や150万など税制改正されたもので書きましたが、2025年の収入から150万とかまで稼いで大丈夫ということで合っていますか?
最後に、母を扶養に入れるという選択肢もあると思うのですが、自分が何円稼げば扶養に入れるメリットがあるのかなど教えていただきたいです。
質問が多くすみません。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

増井誠剛
結論から申し上げますと、2025年はアルバイト収入について大きく気にせず働いて差し支えありません。
お母様の年間収入が70万円程度であれば、これまで通りの扶養関係は適用されず、ご自身の収入によって影響を受けることは基本的にありません。加えて、2025年からは「103万円」「123万円」といった従来の壁は撤廃されており、勤労学生控除を適用すれば年収150万円まで所得税は発生しません。また、住民税も年収140万円までは非課税となる可能性があります。
一方で、お母様をご自身の扶養に入れるという選択肢も検討に値します。ただし、住民税の扶養や国民健康保険料の軽減措置については自治体によって対応が異なるため、個別に確認が必要です。
アルバイトの収入上限を気にしすぎるよりも、生活の安定と学業とのバランスを優先しつつ、制度上のメリットを賢く活用することが重要です。扶養についても、「誰を扶養に入れるか」が逆転するタイミングですので、ご自身の収入見込みに応じて慎重に判断してください。。
本投稿は、2025年03月19日 00時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。