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大学5年生・親の扶養内で2025年に稼げる上限と税金の発生条件について

2025年、親の扶養内で可能な限りアルバイト収入を増やしたいです。
私のケースで「税金や社会保険料の負担が発生せず、親の扶養も外れない最大年収」がいくらなのかを具体的に知りたいです。

私は2002年生まれで、2021年4月に四年制大学へ入学しました。本来は2025年3月卒業予定でしたが、1年延びて2026年3月卒業予定です。現在は親の健康保険の扶養に入っており、給与から税金等は引かれていません。

最近「103万円の壁」が「150万円」に引き上げられたという話も聞きますが、実際に私の場合、
・いくらまでなら税金(所得税・住民税)がかからないのか
・親の扶養を外れないための年収上限はいくらか
・社会保険料の負担が発生する条件と金額
を知りたいです。

また、親に負担をかけてでも稼ぎたいという気持ちもあります。
その場合、
・扶養から外れた場合にどこまで稼げるのか
・その際に親に発生する具体的な負担額(税金・社会保険料)
も併せて教えていただけると嬉しいです。

長文になってしまい申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

税理士の回答

社会保険については税理士は専門外のため、税金の部分のみ回答します。
社会保険については社会保険労務士にご相談下さい。

令和7年度改正により、給与所得控除額の最低保証額が65万円に、扶養親族の要件が58万円以下に、所得税の基礎控除額が95万円等になりました。
・いくらまでなら税金(所得税・住民税)がかからないのか
所得税:65万円+95万円=160万円
住民税:65万円+45万円=110万円
・親の扶養を外れないための年収上限はいくらか
65万円+58万円=123万円

・扶養から外れた場合にどこまで稼げるのか
①相談者様が勤労学生控除を受けられる範囲
65万円+85万円=150万円
②所得税の基礎控除額の範囲内
160万円
③所得税が発生しても良い場合
特に上限無し

・その際に親に発生する具体的な負担額
相談者様は23歳以上かと思いますので、扶養控除の控除額は
所得税38万円、住民税33万円となります。
これらに税率を掛けた分がおおよその負担増となります。
所得税:38万円✕所得税率(5%〜45%)
復興税:所得税✕2.1%
住民税:33万円✕10%=3.3万円

◆ご参考
・令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について
https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm

・No.2260 所得税の税率
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

本投稿は、2025年08月11日 01時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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