所得税滞納額 リセットに関する質問です。
去年(平成30年)の2月ころ仮想通貨で発生した2億円以上の利益で、
別の仮想通貨を購入しました。その時、所得税だけで約1億円
になりました。そのほかに住民税がかかります。
その時購入(交換)した、仮想通貨はどんどん価値を下げ、1/50以下
になってしまい、現在所得税が全く払えない状態になりました。
所得税滞納のため、現在父と住んでいる家(私と父の半々の共有)の
私の持分を差し押さえられてしまいました。
あと私の金庫に入っていた、現金、貴金属などの資産約220万円分が
差し押さえられてしまいました。
現在所有している現金、預貯金の合計は、50万円前後です。
前回(平成29年度分)の所得税+住民税は約4000万円でしたが、
これは問題なく完納しました。また所得税納税以外で困っていること
はありません。
質問(1)
2019年5月現在、まだ約9,000万円の所得税の滞納金がありますが、すでに
差し押さえ書が発行されているので、時期確定申告時には、この9,000万円
はリセットされて¥0になるのでしょうか?
それとも次期確定申告(2019年度)の所得税に9,000万円が上乗せ
されるのでしょうか?
質問(2)
差し押さえられてしまった、現在父と同居している家を取り戻す
(差し押さえを解除する)には、いくら必要でしょうか?
9,000万円でしょうか? それとも家の評価額の半分の価格でしょうか?
またタイミング的にはいつまでなら差し押さえ解除ができるのでしょうか?
お金では、差し押さえが解除できないのでしょうか?
以上、二つの質問ですが、宜しくお願い致します。
税理士の回答

首藤毅彦
差押えは土地、建物に登記されているんですよね?
差押えをしただけでは、滞納は無くなりません。
差押え物件を税務署が公売を行い、売れた額が9000万円以上(延滞税がありますから厳密には9千万円プラス延滞税以上)で売れれば、滞納はなくなります。
差押えを解除するには、この滞納額を全額払うしか方法はないですね。
元々は儲けた額で購入されたのであれば、借入無しで購入されたのでしょうか?
そうであれば、この物件を担保に借入を行うということも考えられますが、その借入も確実に返さないと、次はその債権者が取立訴訟を行い、裁判所から差押えられてしまいます。
土地、建物はあるけど現金が無いというのは本当に辛い状況になってしまいますよね。
有効な話しができずに申し訳ありません。
ご回答ありがとうございます。
法律のことをよく知りませんので、
説明不足な点があり、申し訳ありませんでした。
2016年3月頃に購入したADAコイン約400万円が値上がり
して、2018年にビットコインに交換した時、発生した
利益になります。従って借り入れはありません。
9000万円の滞納金は、次回以降の確定申告とは関係なく
永久に残るということでしょうか?
延滞税は永久に増額し続けるのでしょうか?

首藤毅彦
次回の申告が還付申告(税金が戻ってくる申告)であれば、その金額が充当されます。
基本的には、借金をしているのと同じでして返済をしなければずっと残ります。(差押物件が公売されるまで時効もありません。)
現在は国税とやり取りはどうされてるでしょうか?
毎月の分納とかを約束されているのでしょうか?
滞納の額が大きすぎるというの事実です。
現在の稼ぎがどれぐらいあるかは、不明ですが、分納するとしたら、毎月の納付額はかなり多額になるのかなと思います。
厳しいことを言うようですが、自己破産等の法的措置を考えられるのも一つの手ですし、この滞納額から逃れるための手段としてはそれぐらいかなと思います。(家は手放さなくてはなりませんし、そのほか、財産もほとんどなくなると考えてもらった方がいいと思います。)
自己破産は国が定めた債務整理の整理の方法であり、言わば債務者の救済措置であるとも考えます。
今後のこと等も考えれば、そういった方法等も視野に入れて検討された方がよろしいかと思います。
ご回答いただきありがとうございます。
仮想通貨の話なので、いろいろ複雑です。
700万円相当の仮想通貨を持っていましたので、
それを仮想通貨銀行に全て預けて、月利38%で運用して
1年かけて約40倍にして滞納金を支払う計画書
を提出しました。
1月10万円ずつ支払い、12ヶ月目に残高すべてを
支払う計画でした。
しかし、その仮想通貨銀行は実在しない詐欺銀行
でして、預けた仮想通貨をすべて失い、
計画書は却下され、家を半分差し押さえられました。
それでも約9千万円の滞納がありますが、なんとか今住んでいる
家の半分の差し押さえられた分を取り返す方法を考えて
います。
詐欺にあったことを被害届けすれば、その分が差し引かれる
ようなことを税務署がおっしゃっていました。
あとは、ICO詐欺にあった分も差し引いて再計算できれば
もっと滞納金額は減ると思います。
ICO詐欺はどういう条件で詐欺といえるのか、それがまた
難しいポイントです。

首藤毅彦
詐欺を受けたのであれば、いくらか返済は受けれませんか?
詐欺事件は集団訴訟等はありませんかね?
申告した利益の額と実際の利益額に差異が生じていれば、更正の請求書を提出すれば、必然的に滞納額も減らせます。
所得税は儲けに対して課税されるものです。
その点等を踏まえて、当初申告に儲けが出ているのか、検討されてみた方がいいですね。
ちょっと、複雑な内容なのであまりお役に立てる回答が出来ず申し訳ありません。
本投稿は、2019年05月17日 21時46分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。