物品販売の収益の分配と消費税の考え方についておしえてください。
友人と私は別々の法人の代表を務めており、共同事業で食料品の販売事業を行っています。
顧客先の新規獲得の営業は私が担当し、食料品の仕入れの支払いと、売上の入金は友人の会社の口座でおこなっています。
友人の会社とは収益を50%ずつ折半することで合意していますが、この場合の収益は税抜き価格で考えるべきでしょうか。
【売上(税抜)-仕入れ(税抜)=収益】
あるいは税込み価格で考えるべきでしょうか。
【売上(税込)-仕入れ(税込)=収益】
友人の会社では売上分の消費税と仕入れ分の消費税の差額を、納めるという認識でいますが、均等に収益配分をする場合の方法についてご教授頂きたいです。
また、収益の入金にあたり、友人の会社あてに私の会社から請求書を発行し、入金してもらうという流れをとっておいた方がよいでしょうか?
合わせてご教授ください。
税理士の回答

安島秀樹
利益分配で消費税をやりとりしても、それで損得はないので、消費税をのせてやり取りしたらどうですか。税抜き利益100万円で消費税を8万円のせると、もらうほうは8万円多くもらって、その分税務署に払います。払うほうは8万円多く払って仕入れ控除で税務署から返してもらえます。損得なしです。あなたが請求書を出しても、相手が計算書を出しても、どちらでもいいと思います。
早々のご返信頂きありがとうごさいました。
私の理解不足な点もあり、追加でご質問させて頂きます。
税込で考える場合、例えば、税込み収益が108万円ある場合、その50%の54万円を私から請求するという考え方でおりました。
一方で、税抜きで考えると、税抜き収益100万円の50%である50万円が当方からの請求となりますので4万円の差額が生じてしまいます。
このあたりの考え方についてはいかがでしょうか?
(ちなみに相手方は課税事業者で私の会社は免税事業者です)

安島秀樹
基本は、税抜きで分配する利益を計算して、それに消費税を載せるということだと思います。だから税込み54万円でやりとりするといいです。私が昔働いていた会社でもそうしてました。あなたの会社が免税なら、54万円請求のほうが手取りは50万円請求より多くなります。でもそれは、全ての取引について免税のほうが有利という益税一般の問題です。
本投稿は、2019年09月06日 19時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。