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小さな休眠会社を再開、家族経営でどうお金をやりくりするのがベストか…

5年ほど前に、小さな合同会社を作りました。
この会社は赤字会社で役員貸付金(代表社員は私)が200万超あります。

私の就職に伴い、休眠となってしまっているのですが、今年から昔の色々なご縁で頼まれることも多く
家族で助け合いながら再スタートをしたところです。
従業員はゼロで、現状大きな収益も出ていないので再スタートしてからも私も家族も報酬を受け取っておりません。

有難いことに、来期から消費税を納めなければならない程度の売り上げと、若干ながらの利益が見込めるようになりました。

現状
代表社員 →私(全額出資&貸付金として200円)
常時雇用者なしで、私もサラリーマンをしています。

今回、
代表社員 →妻(専業主婦)とし私は登記からは外れ(出資は継続)
という形として、引き続き実務は私と、妻と、義母と義父の4人で行いたいと思います。
利益が出た暁には、実務を行っている私以外の3人に多少なりとも金銭が渡るようにしたいと思っています。
私は、サラリーマンで副業禁止規定もありますので報酬は受け取れません。

妻が専業主婦(私の扶養)の立場を維持するには、年間100万円までの受け取りであれば問題ありませんか?
私の扶養手続きを会社でするにあたって、会社に妻の収入先(今回の合同会社名)はバレますか?

また、義父が72歳で無年金で収入がないので体が持つ限り手伝ってもらい、いくらかお金を落とせたらと思います、同居しております。
こちらは、今の住民税や扶養のまま、年間いくらまで収入を得て良いものでしょうか?

同様に、義母も72歳で無年金です。
バートに出ており、年80-100万収入があります。
こちらも、今の住民税や扶養のまま、年間いくらまで収入を得て良いものでしょうか?

また、妻(新代表社員)や義父、義母に対しての報酬はどのように計算すれば問題となりませんか?
まだまだ、仕事がある時期とない時期の差が激しく、業界的にも業績変動が激しいので
固定でいくらといった体系は当分厳しく、月間利益の割合が本来理想です。
しかし、これだと配当扱いになってしまい問題となりますか?
もしくは、タイムカードなどで実働時間を管理し時給換算で支給でしょうか?

今は、本来経費で落とすものも自腹で私が払ってしまっており、整理したいと思っています。
(ガソリンや電話代、自動車の取得など)

税理士の回答

税理士ドットコム退会済み税理士

こんにちは、回答申しあげます。まずは、奥様の扶養の範囲にてお給料を出すこと可能です。月額8万円であれば年間96万円で住民税、所得税、社会保険の扶養の範囲となります。

お勤め先の会社への申告(奥様の会社)は特に問題ないかと存じます。また、祖父ですが年金がないようでしたら奥様と同様報酬を与えても扶養の範囲です。ただし、祖母に関してはすでに100万円の収入があるとのことですので難しいかと存じます。
以上、何卒宜しくお願い致します。

合同会社は「所有と経営が一致」している会社組織ですので、合同会社の社員は「出資」をして「業務を執行(会社を経営)」することが原則となっています。つまり、「出資」をしていない人は合同会社の「社員」ではありませんので、「業務を執行する」ことはできないことになります。
ご相談では、奥様が代表者社員となって相談者様は登記から外れると記載されていますが、そのようなことができるかどうかを、まずは司法書士の先生にご確認頂く必要があると思います。

それがクリアできた前提で回答いたしますのでご了承ください。
・扶養(控除対象配偶者)を継続するためには奥様の給与収入を年間103万円以下にする必要があります。
・ご主人の勤務先には扶養控除等申告書を提出することになりますので、そちらに記載しなければ会社では分からないと思います。
・お義父様を扶養親族として継続するためには、奥様と同様、給与収入を年間103万円以下にする必要があります。
・お義母様に関しては、他のパート収入と合わせて年間103万円以下にして頂く必要があります。

次に、ご家族への支払い方ですが、仮に奥様が代表社員となりますと、毎月定額での支給が原則となります。売り上げに応じて変動する給与の支払い方をしますと、法人税の計算で損金とならない部分が生じますのでご注意ください。お義父様・お義母様に関しては日給や時間給などの規定を定めて、働いて頂いた分の給与を支払って頂く方法が宜しいと思います。
ガソリン代等の経費は、会社の業務に関係するもののみが経費になりますので、その点もご留意ください。
以上、ご参考になれば幸いです。

本投稿は、2016年07月12日 20時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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