法人所有の土地建物を売却したいのですが、税金はどうなりますか?
有限会社でアパ-トを持っています。相続者がいないのでそろそろ売却して、法人も整理したいのですが、売却した場合の税金はどうなりますか。老後の費用としてなるべく残したいのですが、不動産業者に聞いても明確な答えがもらえません。何か良い方法はありますか。
税理士の回答

米森まつ美
概略での説明となりますので、ご了解ください。
法人所有の物件を売却した場合は、法人の「営業外損益」となります。
帳簿価額より高く売れた場合は「利益」となり、低く売れた場合は「損失」となります。
法人税や事業税は他の営業利益との通算となるためはっきりしませんが、毎年黒字で法人税などを納税していた場合、実効税率が現在35%~40%ぐらいですので、当該利益の40%位は税金で納付することになりますので、60%位が手元に残る形になります。(売却した金額ではありません。)
売却による資金は、あくまでも「法人」のお金であるため、直ぐに個人の老後資金にはなりません。
法人を整理するにあたって、社長をはじめ社員も「退職」をするでしょから、退職金を支払うことにより個人の資金になります。(退職所得として所得税の対象となります。)
また、法人の整理・解散に伴い、法人に残った資産が分配されます。出資した金額以上の分配があった場合は、その部分は「配当」として個人の資金となります。(配当所得として、所得税の対象となります。)
参考にしてください。
ありがとうございます。概略はわかりました。個人で土地を売却するより複雑ですが、節税の方法があれば教えてください。

米森まつ美
ベストアンサーを有り難うございます
法人の売却の方が、分かりやすと思いましたが、あとは、解散と清算結了だと思います。
気がついたことがあれば、また回答します。
本投稿は、2020年02月26日 13時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。