会社の解散清算時における不動産の評価額
不動産賃貸業(株式会社)の廃業を考えてます。
いかに税金等を少なくするかという点のほかに
保有土地を個人に移せないだろうかという点を悩んでいます。
資産はほぼ土地のみで負債はありません。
自社株は私が半分、妻子が半分所有してます。
土地は約4億円の簿価(=購入価格)で路線価価格は約1億6000万円。
ショップへの定借でオーナーチェンジとして購入しましたので周辺土地の
相場より割高です。
M&Aが税金が少なく済むので第一に考えてますが、解散清算の方法をとれば
保有土地の株主への売却ないし現物分配という形で土地取得が可能かと思います。
その際の土地の価格をどう考えるかお聞きします。
購入価格なのか、収益の有無関係なく周辺土地と同様の相場価格なのか、
前者であればかなり税金を支払わねばならず土地取得ははあきらめて
M&Aを行おうと思います。
宜しくお願いします。
税理士の回答
収益の有無関係なく周辺土地と同様の相場価格なのか、
→清算における現物分配は時価譲渡とみなされますので、こちらの方が近いです。
貸地であれば借地権が発生している可能性がありますのでその分価格は下がると思いますし、収益還元価格によることもできますが、貸地のように時価の把握が困難な場合は合理的に算定した価格に依らざるを得ませんので、直接専門家に相談した方がよろしいかと思います。
みなし配当にも関係してきますので。
また、上記の時価より簿価の方が高ければ、清算法人においては譲渡損失となります。
速攻で回答いただきありがとうございます。
収益性関係なく周辺土地の相場と同様に考えられるなら、半分程度の評価?になりますので、
それなら清算も射程距離内に入るかもしれません。
M&Aと解散清算の各経費を比較して後者が多少高額程度で収まれば
収益も入りますのでそちらの方法も考えてみようかと思った次第です。
大変有難うございました。
本投稿は、2021年09月17日 10時42分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。