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取引先とのスポンサー契約について

私の仕事での取引先の会社様(2,3社ほど)から私の息子(小4)と娘(中1)が全国大会等に出場する事になり、これを機に今後のスポーツ活動に対してスポンサー契約をして頂く運びになりそうなのですが、取引先なので変な目で見られそうな気がしており、せっかくのお話なのですが乗り気ではありません。
もちろんスポンサーとして支援して頂くだけでその見返りとして発注等を増やすといった特別な優遇措置は行いません。
支援内容はスポーツ活動に掛かった費用を実費で支援して頂くので所得は0にする予定です。
もちろん子供それぞれの専用口座を開設し、領収書等も保管しようと思っております。
トータルの支援金額としては1社20万~40万程度で計3社と契約の話を頂いています。
複数契約でも問題ないでしょうか。
1社にした方がよろしいのでしょうか。

税理士の回答

結論から申し上げますと、「複数社(3社)と契約する」方が、以下の観点からビジネス上のリスクは低いかと存じます。
●独立性の担保: 1社のみからの高額な支援は「特定の取引先との癒着」や「実質的なキックバック」といった疑念を招きやすいですが、複数社であれば「広く支持を得ているアスリート」としての体裁が整い、外観上の独立性を保ちやすくなるかと存じます。
●依存度の分散: 1社あたりの金額が20〜40万円に分散されることで、特定の1社に対して過度な配慮(特別優遇)をする必要性が薄まり、心理的な負担も軽減されるかと存じます。

又、ご懸念されている「周囲の目」を払拭し、クリーンな関係を維持するために以下の3点に留意することをお勧めいたします。
1、「宣伝広告費」としての体裁: 相手企業が経費として計上するためには、単なる寄付ではなく「宣伝効果」が必要なため、ユニフォームや練習着へのロゴ着用や、「今シーズンは〇〇株式会社様にサポートいただいています」といったSNS投稿なども、対価性のある実態の証拠となります。

2、契約書の締結: 取引先だからこそ、あえて「スポンサー契約書」を交わす事をお勧め致します。
特に「本契約は、本業の取引条件や発注量に一切の影響を及ぼさない」旨を明記することで、公私混同がないことを書面で担保できるかと存じます。

3、透明性の維持: お考えの通り、専用口座での管理と領収書の保管は必須となります。
実費精算であることをいつでも説明できる状態にしておくことが、最大の防御となります。

<まとめ>
お子様の才能が「取引先が応援したい」と思うほどの価値を持っているなら、それは正当な支援の対象となるかと存じます。
ただ、親御様が乗り気でないという場合には、税務上は契約書を交わしたり、領収書管理をしたりと面倒な手間も生てくるため、そういった事も総合的に考えてご判断されるのがよいかと存じます。

以上となります。
ご参考になりましたら幸いです。

素晴らしいことです。
ぜひ進めてください。
どのような契約でも、正しい契約なら、何も問題はないです。
支援内容はスポーツ活動に掛かった費用を実費で支援して頂くので所得は0にする予定です。

上記でなくっても、こちらも正しく申告すれば、一切問題はない。
息子さん頑張ってください。

スポンサー契約の内容が適正であり、実態を伴っているのであれば、複数社との契約であっても直ちに問題になるものではありません。全国大会出場という明確な実績があり、その活動支援として契約を締結する形であれば、十分説明可能な範囲かと思われます。

一方で、取引先企業との関係性がある以上、「利益供与ではないか」と第三者から誤解を受ける可能性は意識しておくべきです。そのため、契約書の作成、スポンサー目的の明確化、お子様名義口座での管理、領収書保管など、透明性を高める運用は非常に重要になります。

また、実費精算型で運用されるご予定とのことですが、税務上は契約内容や実態に応じて判断されますので、事前に顧問税理士へ確認されることをおすすめいたします。

丁寧なご回答、ありがとございます。
私が乗り気ではないというのはコンプライアンス上の懸念があったためです。
今回ご教示頂いた事を対応する事でクリーンな関係でスポンサー契約ができるのであればぜひという感じです。
実費で支援いただく形で、所得ない場合は確定申告やその他何かしらの申請、申告は不要なのでしょうか。

利益(収入-経費)がゼロであれば、所得税は発生しないため原則として確定申告は不要です。
ただし、以下の点にご注意ください。
●立証責任: 申告は不要でも、税務署から問われた際に「利益ゼロ」を証明する帳簿や領収書は必要となります。
●贈与税のリスク: 宣伝の対価性がない「支援」とみなされると、贈与税(非課税枠110万円/年)の対象になる可能性がございます。
3社合計で120万円程度になるなら、贈与ではなく「契約」の実態を整える方が安全かと存じます。

回答は以上となります。
ご参考になりましたら幸いです。

本投稿は、2026年05月09日 01時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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