追加融資を申し出る場合
追加融資を申し出る場合、具体的な金額を提示した方が良いですね?
この2年間で返済した借入金を再借入れして、返済期間を2年間延ばしてもらうことも、一般的には可能なのでしょうか?
税理士の回答
追加融資を申し出る場合には、具体的な金額、追加融資の使用目的等を説明できる様にされたら良いと考えます。
その後は、金融機関と協議を重ね、必要に応じて、経営計画、資金繰り計画等の作成を依頼される場合もあります。
追加融資申し込みの際の一般的な対応として回答致します。ご了承ください。
(1)融資申し込みの注意点
金融機関が融資の時に知りたいことは、次の3点がポイントです。
① 資金使途:いつ、何に使い、どのような効果があるか
② 返済余力:事業でどのぐらい利益が出るか=返済できるか。
③ 担保:担保が潤沢にある場合は、①②度外視で融資が出ることがあります。
(2)対応の検討
上記の(1)を踏まえ、追加融資を申し出る場合、当然のように①資金使途(いつ、いくら必要か)の説明をする必要があります。
融資金額が少なく(概ね300万円以下)、②が良い場合は、資金使途の説明が省略されることがあります。
また、融資では『折り返し融資』という考え方があり、『当初の借入の返済した分は、追加融資できる』という融資枠の考え方があります。
これは、返済した実績を②の返済余力として評価してもらい、追加融資を引き出す方法です。
したがって、①資金使途を提示しつつ、金融機関に次のように相談すると良いと思います。
・2年間返済した資金を新たに借り入れる
・2年間返済した資金と現在の残高を合わせて借入して、現在の借入を組み替える
現在の返済期間を単純に延ばすということは「リスケジュール=条件変更」という方法になり、その後の追加融資が不可能になることも考えられますので、最後の選択肢としてお考え下さい。
銀行の担当者に、『折り返し融資』と、伝えても通じますか?
ご連絡ありがとうございます。
銀行の担当者であれば「折り返し融資」で通じるはずです。
ネットで「折り返し融資」と検索して頂いても普通に出てきますので、念のためご確認ください。
服部税理士さま
詳しく教えて頂き、ありがとうございます。
追加融資について、銀行側がどのように考えているのか、全く解りませんでしたが,服部税理士さまの回答で、銀行側の対応が理解できました。
本投稿は、2018年07月18日 07時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。