起業に伴い、役員の家賃についての考え方
【現在の状況】
●会社員、2017/12まで雇用されている
●現在賃貸、100㎡越え。所得的に税率45%+住民税10%の水準。賃貸代は基本給から引くという形で節税効果になっている。
●2017/11~12に会社設立(代表取締役として)、独立を目指す予定
【質問】
新会社で借りることができれば、現在の家をそのまま契約、もしくは小規模住宅にすれば損金算入の額が増えるため、99㎡以下に引っ越そうと考えております。
しかし、一緒に新会社を作ろうとしている人と一悶着あり、もしかしたら2017年中に会社設立ができない可能性があります。今の家が個人で借りられるとしても税金メリットを個人でも法人でも受けられない状態になるため、そこで賃料を資産から払うぐらいならば、今のうちに住宅ローンを組んで自宅を購入したらどうかと考え始めました。しかし、その際の役員として社宅にできて節税できるかどうかなどはいまいちわかりません。何かアドバイスありますでしょうか?
税理士の回答

こんばんは。
持ち家を社宅にされたいとのことですが、基本的にはできません。
賃貸の場合は、会社名義で借りてそれを又貸しすることになります。しかし、持ち家の場合は会社がご相談者様から借りてそれを又貸しするというスキームになりますので、会社側の処理は変わらないのですが、ご相談者様に不動産所得が生じてしまいます。
これを回避するためには、会社で家を購入してそれを貸すようにするのが良いのですが、会社に資金力がなければできませんし、住宅ローン控除も受けられません。よって、あまりメリットがない方法なのかと思います。
以上の点から、役員社宅は持ち家ではなく、賃貸でされた方が良いと思います。
本投稿は、2017年09月30日 18時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。