青色申告個人事業主の家事按分について
個人事業主で自宅(賃貸)を
職場や倉庫にして開業予定です。
家事按分について教えていただきたいです。宜しくお願い致します。
●家賃
プライベートで使用するのは風呂、キッチン、TV、寝室のベッド(寝室にも在庫を置きます)です。リビングのソファでも仕事をします。食事を取るテーブルでも仕事中は作業します。部屋は洗面所とキッチン以外は全室に仕事関係のものを置く形になり、大半が仕事の作業スペースや在庫で埋まりそうです。
●光熱費
風呂や家事の時間以外は
基本的に仕事をしています。
青色専従者は毎日3時間程度と申告していて、それ以外の時間は買い物や家事をする予定です。
●携帯代
仕事に携帯が複数台必要です。
プライベートの使用は仕事の合間にYouTubeを見たり、月に数回遠方の家族と連絡を取る位の使用です。
専従者分を含め全台経費で落とせますか?
1日中仕事をして寝る時間や
仕事の合間がプライベートのイメージですが。
家事按分はそれぞれ何%経費に
するのが妥当でしょうか?
青色専従者がいて80%以上だと
割合が多すぎるでしょうか?
お願い致します。
税理士の回答

●家賃
リビングなどの生活スペースも仕事用で使用するのであれば、面積按分は難しいかもしれませんので、仕事で使用している時間で按分する方法が考えられると思います。
●光熱費
電気代は使用している時間按分で良いかと思いますが、ガス代はかなり微妙だと思います。
ガスを使用するのはお風呂や調理などのプライベートでの使用が想定されるからです(もちろん、事業でガスを使用するのであればその限りではありません)。
●携帯代
一部でもプライベートの使用があるのであれば、全額を経費にすることはできません。
やはり上記同様に使用時間などでの案分が必要になります。
家事按分はそれぞれ何%経費にするのが妥当でしょうか?
「プライベートのものをどれだけ事業に使用しているか」という実態に即した経費計上を行うことになりますので、一概に何%と明確にお答えすることはできません。
青色専従者がいて80%以上だと割合が多すぎるでしょうか?
一般的に考えると上限は50%程度と考えられますが、実態として80%が事業用なのであれば80%計上してもよろしいかと思います。
ただし、税務調査が入った際に、何故80%を事業用として計上しているのかという、明確かつ合理的な理由を根拠をもって説明することが必要になりますのでご留意ください。
本投稿は、2024年01月10日 01時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。