パートと個人事業主としての登録
現在、教育職のパートを週4日8時間で行っており、扶養を外れています。
土日にフリーで通訳ガイドもしております。
通訳ガイドを個人事業主として登録した方がよいのでしょうか。
登録した際のメリットとデメリットを教えてください。どうぞよろしくお願いします。
税理士の回答

出水祐介
結論から申し上げると、個人事業主として登録することで、通訳ガイド業務の経費を計上でき、税制上のメリットを享受できる一方で、事務作業や社会保険の負担が増加するデメリットがあります。事業の規模や将来の展望を考慮し、総合的に判断することが重要だと思います。
①メリット
1.経費の計上が可能
個人事業主として登録すると、通訳ガイド業務に関する経費を事業所得として計上することができます。例えば、交通費、通信費、研修費などが経費として認められます。
2.青色申告特別控除の適用
青色申告を行うことで、最大65万円の青色申告特別控除を受けることができます。また、複式簿記で帳簿をつけることにより、正確な経営状況を把握することができ、融資を受ける際にも有利です。
3.所得税の軽減
経費を差し引くことができるため、実際の所得が減少し、結果的に所得税が軽減される可能性があります。
②デメリット
1. 事務作業の増加
帳簿の作成や確定申告の手続きが必要となり、事務作業が増加します。特に青色申告を選択する場合、複式簿記での記帳が必要です。
2.社会保険の負担増加
個人事業主になると、国民健康保険や国民年金の負担が増加する可能性があります。特に扶養を外れている場合、全額自己負担となります。
3.責任の所在
事業に関連する債務やトラブルについて、個人事業主として全ての責任を負う必要があります。これに対して、会社員の場合は会社が責任を負うことが多いです。

出水祐介
また何か困ったことがございましたら、お気軽にご連絡下さい!※なお、上記の回答内容で、疑問解決済みでしたら、ベストアンサーを選択してもらえると嬉しいです。
出水様
分かりやすくご回答いただきありがとうございました。
本投稿は、2024年05月11日 11時19分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。