個人の自宅を会社事務所として使用する場合の手続きについて
本年、合同会社を設立しました。代表社員である私自身の自宅住所(戸建て持家)で登記をしました。そこで今後の節税も鑑みて、会社と私自身で自宅の賃貸借契約を結ぼうかと考えてます。
設立した会社が私の自宅を事務所として借り受け、私はその家賃収入を得るという形です。
そこで質問です。
①個人事業主のように家事按分は必要でしょうか
②賃貸借契約書は税務署への届け出が必要でしょうか
③自宅をリフォームした際、事務所修繕費として会社への請求は可能か、そして会社は修繕費を経費処理できるのでしょうか
④その他注意事項等ありましたらご指南ください
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
①家事按分は不要です。ただし、実際に事務所として使用する面積や用途に応じた家賃設定が必要です。
②賃貸借契約書自体を税務署へ届け出る必要はありませんが、家賃を会社の経費とする場合、合理的な金額で契約書を作成し保管してください。
③リフォーム費用を会社が負担する場合、業務専用部分に限定し、修繕費として経費計上が可能です。個人使用部分は対象外です。
④注意点として、家賃収入は不動産所得となり、必要経費や損益通算を考慮する必要があります。また、税務署や第三者から不自然と見られない設定を心がけ、合理性を示せる資料を準備してください。
大変丁寧なご回答をいただきましてありがとうございました。参考になりました。合理性のある家賃設定が肝要なのですね。注意して設定したいと思います。
本投稿は、2024年12月18日 14時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。