イデコの受け取り時の課税について
イデコは、積み立て期間中の税金に控除があり、運用益についても無税だと聴きました。では、将来、年金として受け取るとき、その受け取り金額にもなにか優遇があるのでしょうか。
たとえば、個人年金で受け取るのとイデコで受け取るのと、受け取り時の課税という点では、どちらが有利でしょうか。
税理士の回答
イデコの受け取りかたには一時金で受けとる方法と年金で受けとる方法の二通りがあります。
一時金で受けとる場合には、退職所得となり「退職所得控除」が適用できます。そして、退職所得控除を差し引いた後の金額を1/2した金額が課税対象となります。
年金で受けとる場合には、雑所得となり「公的年金控除」が適用できます。
いずれの方法てもそれぞれメリットがありますが、現在の会社の退職金制度や年金制度と組み合わせて適用することになりますので、現在の退職金制度や年金制度を確認・理解した上で選択されるのが宜しいと考えます。

iDeCoの受取方法は、分割(年金)受け取り、一括(一時金)受け取り、または分割と一括の併用の3通りとなっています。
分割(年金)受け取りの場合、ほかの公的年金等と同様に雑所得となり「公的年金等控除」が適用されます。
また、一括(一時金)受け取りの場合は、「退職所得」となり「退職所得控除」を適用することができます。
本投稿は、2018年04月20日 08時53分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。