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お金の貸し借りに関しての税金

お聞きしたいことがあります。
オプション取引というデリバティブ取引をしていまして、その取引の利益は雑所得になるのですが、例えば私の会社からお金を借りたことにして、そこから運用益が出て、その借りたお金を償還期限に会社に返し、その年の税金の支払い日なった時、その借りたお金に対して自分は税金を払わなくてもいいのでしょうか?
つまり節税効果はあるのですか?
何卒宜しくお願い致します。

税理士の回答

借りたお金の返済(元金)は経費にはなりませんので、個人で取引を行って生じた利益に関しては個人の税金の対象になります。
会社へ返済した金額で節税効果は期待できませんのでご留意ください。

服部先生いつもお世話になり本当にありがとうございます。

会社自体は何の影響もないということなのでしょうか? 一応調べたところによると、会社は利益を出さなければならないので、ただ貸して、帰ってきても社会通念に照らし合わせて、無利息でも利息があるとみて、利息分の税金を持っていかれると聞いたのですが本当なのでしょうか?

あとすいません 上の事例を少し変化させた質問させて下さい。

例えば会社が投資として、私にお金を預けた場合は、会社は、経費として落ちるのでしょうか?
そして受け取った私はその投資のお金に対して運用ででた利益の場合とでない場合、そしてそれを税金を払う前に返還した場合は、私自身はそれに対して、税金はかかるのか掛からないのか?この一連のの流れの手続きはどのような形になるのか?

あと会社側としてその運用益が出たお金と含めて元本も返還して受け取った場合は税金はどうなるのか?利益が出た分がかかるだけであり、元本はかからないのか? こちらの質問も同様に手続き面はどうなるのか?

あと、運用益が出た場合、自分か、会社どちらに利益の比重を上げた方が特になるのでしょうか?またはどちらかだけが良いのでしょうか?多分ですけど、税金の計算が会社と個人では違うと思いますので、変わるとは思うのですが、その辺を詳しく知りたいです。

ちなみに株式会社です。

少し長くなりましたが何卒宜しくお願い致します。

ご連絡ありがとうございます。
会社側からみますと、役員にお金を貸した場合には利息と計上する必要があります。
2019年の場合には年利1.6%となります。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2606.htm

借入資金で運用した場合の個人の利益の計算上は、利息分は必要経費にできると考えます。

会社が個人にお金を預けた(貸した)場合には、その預けた金額が経費になることはありません。あくまでも貸したお金ですので、貸した側は経費にならず、借りた側も収入にはなりません。

貸した側(会社)は、元金とは別に利息を受け取った場合に、その利息分だけが利益になります。

運用益が出た場合、どちらが得になるかは税率によって異なりますので、現状で判断することは困難です。ご了承ください。
宜しくお願いします。

いつもご丁寧にありがとうございます。
とても参考になります。

利息分が必要経費になるとは、個人がその利息分を会社に配当した場合は控除できると言うことでしょうか?
そしてその運用益仮に4%の中から利息分は仮に2%は経費、後の利益は仮に2%が個人の税金がかかるということでよろしいでしょうか?

個人も会社も貸した、借りた、ではどちらも税金に変化が無いということでよろしいでしょうか? あと貸したじゃなくて、投資=会社が投資信託だと、貸した借りた、とは別の考え方ができないのでしょうか?それは脱法行為になるのでしょうか?

最後の税率とは、仮に1000万貸して、4%運用益が出て、半分づつ、個人に2%、会社に2%の場合はどうなるのでしょうか?

少し長々とややこしいですが、何卒宜しくお願い致します。

ご連絡ありがとうございます。
利息と配当は違いますのでご注意ください。利息は金銭消費貸借契約書で最初から率を決めて支払うものになります。従って、個人の運用の結果に関係なく決まった金利を払う必要があります。利益の状況で金利を上げたり下げたりはできませんのでご留意ください。

貸主(会社)は受け取る金利が利益になり、借主(個人)はそれを全額投資に回した場合には投資の利益の計算上、金利を経費にすることになります。

会社が「貸付でなく投資にする」ことはできません。その場合は会社自身が直接口座を開いて投資活動をすることが必要です。

ご丁寧にありがとうございます。

と言うことは、個人は運用した利益に対してのみ、税金が発生し、会社は元金からの配当によってのみ税金がかかると言うことでよろしいでしょうか?

もしそう出るあるなら、手続きはどのようにさせていただいたらいいのでしょうか?

あと上記のどちらが得になるかの利率の計算方法について、教えて頂けるとありがたいです。一度自分でどちらが得になるのか計算してみたいので、いつも細かい質問ですけど、
何卒宜しくお願い致します。

〉個人は運用した利益に対してのみ、税金が発生し、会社は元金からの配当によってのみ税金がかかると言うことでよろしいでしょうか?
→個人の税金はお考え通りですが、会社に関しては受け取る利息に対して税金がかかります。

〉手続きはどのようにさせていただいたらいいのでしょうか?
→個人は所得税金の確定申告、会社は決算書に受取利息を計上して法人税等の申告を行います。

〉利率の計算方法について、教えて頂けるとありがたいです。
→利率の上げ下げは利益調整とみなされますので、高過ぎても低過ぎても宜しくありません。市場金利を参考にするか、前述の1.6%が望ましいと思います。

本投稿は、2019年05月16日 11時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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