個人事業主になるにあたって
よろしくお願いします。
5月からスーパーでパートで働いていますが、個人事業主になり、業務委託として働くように勧められています。
現在もパートではありますが、給料に消費税?所得税?がかかった分を頂いていて、確定申告は自分で行かないといけない職場です。
金額的には、月によりバラバラですが、月5〜10万で、年間にすると103万を超えるかもしれなく、超えた場合申し訳ないから、節税のために個人事業主になり青色申告をすればいいと思う、と言われました。
私の希望は、主人の扶養内で働きたいです。
経費に回せるものは、ガソリン代、携帯代、プロバイダ代、微々たる雑費くらいしか浮かびません。家は持ち家です(住宅ローンは経費にならない?)
事業所得が38万円以内に収まるのか?が、とても不安に思っています。
本やネットで色々調べているのですが、元々が税について本当に無知で、頭を抱えています。
例えば
120万(収入)−24万(月2万経費×12ヶ月)−65万(控除)=31万(所得)
で、扶養内で働ける、ということですか?
10万控除を選んだ場合は、事業所得が38万に収まらないから、経費を増やすか、収入を抑えるかをしないと扶養から外れてしまう、という考え方であっていますか?
8月に開業届を出すとして、5〜7月のパートとしての給料の仕訳はどうなるのでしょうか?
今年は青色申告は間に合わないですよね?
わかりにくくてすいませんが、よろしくお願いします。
税理士の回答

こんにちは、回答申しあげます。
120万(収入)−24万(月2万経費×12ヶ月)−65万(控除)=31万(所得)
で、扶養内で働ける、ということですか?
→ 働けます。
10万控除を選んだ場合は、事業所得が38万に収まらないから、経費を増やすか、収入を抑えるかをしないと扶養から外れてしまう、という考え方であっていますか?→ あっています。
パートですと本来確定申告義務は無く、会社が年末調整をして終了となります。
業務委託であれば、青色申告控除の届出をだせば65万円控除が可能となりますが帳簿作成の義務が生じます。経費に関しては、その業務委託でかかる収入に関連する費用のみ計上できます。
以上、何卒宜しくお願い申し上げます。
相談者様のお仕事が「事業所得」に該当し所定の書類を作成すれば、例示の考え方もあり得ますが、ご相談の文面からは、スーパーでのお仕事が「事業所得」に該当するかが疑問です。
参考までに、事業所得に関しては最高裁で次のように判示しています。
「事業所得とは、自己の計算と危険において独立して営まれ、営利性、有償性を有し、かつ反覆継続して遂行する意志と社会的地位とが客観的に認められる業務から生ずる所得をいう。」
事業所得に該当しないケースではそもそも65万円の特別控除は適用できず、また、事業所得であっても適用するためにはいろいろな要件を満たさなければなりません。税務当局からも「安易に65万円控除を受けている事業者が多いので、疑わしい事案に関しては調査の上否認するケースが増えている」との話もあります。適用される際は十分ご留意ください。
宜しくお願いします。
本投稿は、2016年07月30日 17時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。