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前払金の取り消し?返金処理について

個人事業主で、青色申告をしています。

11月に参加する研修会の参加費を、9月にクレジットカードで支払いました。
クレジットカード利用日に前払金として記帳→11月の研修会当日に研修会費として記録するつもりでした。

しかし、当日会場設営等の準備を手伝うことになり、手伝いをする人は参加費が無料となるとのことで、
研修会参加費が返金されることになりました。
返金時期は来年の3月になるようです。

この場合、以下の処理でよいのでしょうか?
・9月支払時 前払金 ○円  │未払金 ○円
・確定申告時は 前払金のまま提出
・3月返金時 普通預金 ○円 │前払金○円

色々調べると、未収入金という項目を使うというのもあり‥
・9月支払時 前払金 ○円 │未払金 ○円
・11月研修会当日 未収入金○円 │前払金 ○円
・確定申告時は未収入金として提出
・3月返金時  普通預金○円 │未収入金○円
の方がよいのでしょうか?

未収入金という科目は使った事がないのでよくわかっていません。

どのような記帳方法が良いのか、ご助言いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

税理士の回答

お世話になります。

ご質問に対する回答)
 ↓
いろいろな仕訳例があります。特に正解がございません。

以下は、ひとつの仕訳例となります。

例
・9月支払時 前払金 ✕✕円/未払金 ✕✕円
・11月研修会当日 仕訳なし(何もしません)
・確定申告時は未収入金として提出
・3月返金時  普通預金 ✕✕円/前払金✕✕円


なお、前払金でも仮払金でも未収金でも構いません。


他の方のアドバイスも参考になさってください。少しでもご参考になりましたら幸いです。

ご記載いただいたどちらの処理でも問題はないと思います。

お世話になります。

ご提示の2つの方法はどちらも所得金額に影響しないため、税務上はどちらでも問題ありません。ただ、取引の実態をより正確に表すのは、11月に未収入金へ振り替える2つ目の方法です。

前払金は、これから受けるサービスの代金を先に払ったときに使う科目です。今回は11月の研修会当日に参加費が無料と決まり、その時点で「サービスの前払い」から「返してもらう権利(返金を受け取る債権)」に性質が変わっています。この「本来の営業以外の取引で、まだ受け取っていないお金」を表す科目が未収入金です。売上代金の未回収分である売掛金と区別して使います。

1つ目の方法でも、年末時点で資産として計上されている点は同じです。経費(研修費)も計上されないため、所得計算の結果は変わりません。必要経費は年末までに支払義務が確定したものを計上するのが原則であり(所得税法第37条、所得税基本通達37-2)、今回は最終的に負担が生じていないので、経費にしない処理で正しいといえます。

記帳の流れは次のとおりです。

9月支払時 前払金/未払金
カード代金引落時 未払金/普通預金
11月研修会当日 未収入金/前払金
3月返金時 普通預金/未収入金

なお、返金が預金への振込ではなくカード会社経由の取消し(次回請求額との相殺など)で行われる場合は、3月の仕訳は「未払金/未収入金」となります。また、カード代金を事業用口座以外から支払っていれば、引落時の貸方は普通預金ではなく事業主借(事業とは別の個人のお金から出したことを示す科目)を使います。

青色申告決算書の貸借対照表には「未収入金」の欄がないため、空欄の行に科目名を書き加えて期末残高を記載してください。

消費税の課税事業者であっても、前払金の段階では仕入税額控除の対象になりません。今回は研修という役務の提供(サービスの提供)を受けたものの無償であったことから、控除する仕入税額は生じません。

前払金は将来のサービスへの支払、未収入金は返金等を受ける債権として、実態に応じて整理します。返金の権利と金額が確定した時点を通知等で確認し、経費計上せず資産として引き継ぐ残高との対応を残してください。また、無料参加が単なる免除なのか、設営作業への報酬との相殺なのかも確認事項です。返金が銀行振込かカード請求との相殺かで決済仕訳も変わるため、主催者の案内とカード明細を近くの税理士事務所に提示して確認されるとよいでしょう。

相亰先生 山本先生 出澤先生 坂根先生
お忙しいところご回答いただきありがとうございました。

前払金と未収入金の意味を理解できました。
無料参加については、免除という形だそうです。
返金は銀行振込になります。

一旦相亰先生にご提案いただいた方法で記帳し、書面をもって税理士事務所や税務署にも確認に行こうとおもいます。

ありがとうございました。


本投稿は、2026年10月19日 17時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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