ハンドメイドの材料の棚卸し
棚卸しについて質問です。
・棚卸しの際の【単価】とは仕入れ金額の事をさすのでしょうか?
・材料を数えるにあたって、
開封済みの物は省き、未開封の物だけを
数える方法でも問題ないでしょうか?
・過去の領収書のない材料は、経費に入れなければ棚卸ししなくても良いのでしょうか?
使い切って再購入する時から棚卸しに含めるのは問題ないでしょうか?
初歩的な質問すみません。
教えていただけたら助かります。
税理士の回答

石割由紀人
【単価】は通常、仕入れた際の購入価格を指します。仕入れ金額を基準に棚卸し計算を行います。
開封済みの材料も棚卸し対象です。未開封品だけを数えるのは誤りで、在庫として残っている全ての材料を含めます。
領収書がない過去購入の材料も、現時点で在庫に含まれるなら棚卸しの対象です。ただし、経費として計上する場合は記録や証拠が必要です。再購入時から棚卸しに含める方法は理論的に問題ありませんが、適正な記帳を行うためには注意が必要です。
正確な帳簿管理のため、可能な限り過去の購入記録を整理し、棚卸しに反映させることが推奨されます。
ご返信くださりありがとうございます。
棚卸し資産については、
・材料の在庫→仕入れ時の購入価格×個数
・仕掛け品→使用した量の単価×個数
・完成品→販売価格×個数
↓
トータルの金額を記載する形で良いでしょうか?
また、売れる見込みがなく販売をやめたい作品は
廃棄処分としてリストに記載し、棚卸しから省いても大丈夫でしょうか?

石割由紀人
棚卸し資産についての記載方法と廃棄処分についての回答です。
1. 棚卸し資産の記載方法
以下のように分類し、それぞれ金額を計算してトータルを記載する形で問題ありません:
- 材料の在庫:仕入れ時の購入価格 × 数量
- 仕掛品:使用した材料の単価 × 数量(完成に至っていない中間品)
- 完成品:販売予定価格 × 数量
注意点として、完成品については実現可能性のある販売価格(適正に見積もった金額)を基準にしてください。
2. 販売をやめたい作品の廃棄について
売れる見込みがなく販売をやめたい作品は、以下の手順を踏めば棚卸しから除外して問題ありません:
- 廃棄処分の記録:廃棄する作品をリスト化し、処分日と理由を記録しておく(証拠として写真を残すとさらに良い)。
- 棚卸しから省く:廃棄が完了した作品は棚卸しから除外し、帳簿上も適切に記録する(例:棚卸減耗損として処理)。
本投稿は、2025年01月15日 16時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。