扶養内 事業所得と給与所得がある場合の確定申告
来年度、扶養から外れずにできるだけ多く収入を得たいため、アドバイスいただきたいです。
【基本情報】
19歳大学生(2002年生まれ、2022年度成人)。動画編集の個人事業をしています。
父の年収は2000万円前後だと記憶しております。母は専業主婦です。
今年度は「家内労働者の必要経費の特例」を利用し55万円を経費計上することで、48万円以内に納め、所得の扶養内に収める予定です。
しかし来年度は個人事業だけでなく、給与所得も得たいと思っています。
給与所得と事業所得どちらも得る際、扶養を外れずに103万円以上稼ぐことは可能でしょうか?どんな控除が利用できるのか、それらを利用した場合どれくらい稼ぐことができるのか知りたいです。
また、家内労働者の特例と青色申告控除と勤労学生控除は併用できますでしょうか?
税理士の回答

こんにちは。
家内労働者の必要経費の特例で必要経費にできる金額は給与所得控除と合計して55万円です。
給与所得が60万円だと、55万円が給与所得控除になり、家内労働者の必要経費の特例は適用できません。
給与所得が40万円だと、40万円が給与所得控除になり、家内労働者の必要経費の特例で必要経費にできる金額は15万円となります。
そのため、効率的なやり方としては、給与所得で55万円として給与所得控除55万円を使用し、事業所得は実際に生じた必要経費を差し引いて計算した方が良いと思います。
なお、家内労働者の必要経費の特例と青色申告特別控除は併用できます。
勤労学生控除の適用は可能なのですが、合計所得金額が48万円を超えるという意味ですので、お父様はご相談者様を扶養にすることができません(控除額は63万円ですので、影響は大きいと思います)。
本投稿は、2021年12月01日 23時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。