「大学生の確定申告」(給与収入2箇所+仮想通貨の利益を出したい)
前提として親の扶養に入っており103万円の壁があります。
2021年現在でアルバイト先2つからの約80万円の給与収入があります。
上記に加えて仮想通貨の利益を出したいと考えています。この場合だといくらまでなら利益を気にせずに出せるのでしょうか。
また、確定申告は必要でしょうか。
分かりにくい相談内容ではあると思いますが、是非回答をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。
税理士の回答

行方康洋
103万円の壁というのは、給与収入のみで考えます。
103万円より多くの給与収入をもらわれる場合は、扶養に該当しなくなるということです。
給与所得以外の他の所得がある方は、所得が48万円を超えると扶養に含めることができないということになります。
給与所得の計算は、55万円の給与所得控除を差し引いて計算しますので、80万円の給与収入の場合は、25万円(50万円を差し引いた差額)が給与所得ということになります。
仮想通貨は雑所得ですので、仮想通貨の利益が23万円以下であれば(48-25)、合計の所得が48万円以下になり、扶養に該当することになります。
仮想通貨の利益出しは、現状では23万円以下にすべきと考えます。
返答していただきありがとうございます。
ネットや資料等で仮想通貨の利益が20万円以下なら確定申告は不要と目にします。
今回の返答で23万円までに抑えれば問題はないと理解しました。上記の23万円の場合だと確定申告が必要になるでしょか。また、逆に20万円以下であれば確定申告が不要になるのでしょうか。
また、質問の形になり申し訳ありません。
是非回答をお聞きしたいです。
よろしくお願いします。

行方康洋
仮想通貨は雑所得ですので、仮想通貨の利益が23万円以下であれば(48-25)、合計の所得が48万円以下になり、扶養に該当することになります。
→扶養に該当する場合は、確定申告の必要はありません。
従いまして、仮想通貨の利益が23万円以下であれば、確定申告は必要ありません。
利益が20万円以下の場合も確定申告は不要です。
利益が23万円を超えると確定申告の必要がある場合がありますが、利益の金額や社会保険料の支払にもよります。
本投稿は、2021年12月17日 15時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。