過去の確定申告と扶養について
過去の確定申告とそれによる扶養是正について。
社会人の年齢ですが、大学院に通っており、親の扶養に入っています。
扶養内で働くかどうかなどあまり打ち合わせをせずに(何か言われることもなく)、学業と両立できる範囲でバイトを調整してきました。
かけもちというか、専攻分野での実践活動を積極的にしていたら年間を通すといろんなところに所属したことになりました。
恥ずかしながら知識がなく確定申告をできていませんでした。
過去さかのぼって申告できる分を今回するつもりですが
過去、1回だけ扶養の範囲を超えた年があり、それと令和4年が扶養の範囲を超えていました。
被扶養者(のつもり)だった者が、扶養の範囲を超えた収入を得た年について、扶養者に、扶養是正が入り、扶養控除がなくなりその分追加で納税となるという認識なのですが、
まず扶養是正は被扶養者が確定申告をしてはじめてなされるものですか?マイナンバーなど紐付けですでにその年に扶養者に通知されていて、それを私には黙ってくれていたといった可能性はあるのでしょうか。
もし、被扶養者の確定申告により、初めて扶養是正となる場合、扶養者には、納税が本来より遅れている分のペナルティはありますか?それはどのくらいの金額ですか?
私の認識間違いがあればその指摘なども含めて、ご指導お願いいたします。
「だれも教えてくれなかった」と言い訳したい本音もありますが…、これまで税金について勉強しなかった自分を恥ずかしく情けなく思っています。
税理士の回答
まず扶養是正は被扶養者が確定申告をしてはじめてなされるものですか?マイナンバーなど紐付けですでにその年に扶養者に通知されていて、それを私には黙ってくれていたといった可能性はあるのでしょうか。
あり得ます。
扶養者、被扶養者の所得が給与の場合は、給与の支払者を通じ提出された給与支払報告書で、税務署は所得を確認できます。確定申告していれば、その資料で所得を確認できます。
その際、マイナンバーを使っているかは不明ですが、扶養の確認自体はマイナンバー導入前から行われています。
扶養の是正は、扶養者の年末調整のやり直し又は、確定申告(修正申告)で行うことができ、被扶養者の承認は必要ありませんから、黙っている可能性はあります。
ペナルティとしては、確定申告の場合は、過少申告加算税(原則納付額の10%)と遅れた分の金利相当である延滞税(変動金利、現在は年利2.4%)です。
年末調整のやり直しの場合は、少し複雑で給与の支払者に不納付加算税(原則納付額の10%)と遅れた分の金利相当である延滞税(変動金利、現在は年利2.4%)です。コレを給与の支払者が、原因者である扶養者に負担を求めることはあるでしょう。
丁寧なご説明を、素早くいただきまして感謝申し上げます。
家族の関係性はいろいろありますがきちんとコミュニケーション取らないといけないなと思います。
ペナルティなどで迷惑かける…すでにかけているかも…という不安と申し訳なさがあったことも含めて、話をしていこうと思います。
ありがとうございました。
本投稿は、2023年03月02日 06時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







