開業届は必要でしょうか?また、費用の処理方法について教えてください。
もともと不動産賃貸で開業しており、毎年、青色申告(不動産)で行っておりました。また別途、少額ですが給与所得があり、上記の申告をする際いつも源泉徴収票も添付していた状況です。
これに加えまして、フリーランスのような形で、ある会社の総務の仕事の一部を業務委託で一括で請け負うことになりました。通勤などはなく完全在宅勤務な状態で業務を行う予定です。業務の対価としていただける費用は、業務委託費なのですが、今後定期的に委託を受けそうな感じです。この場合、何か委託を受けるにあたって、開業届だったり、手続きは必要でしょうか?また、確定申告をする際、この委託で受けた部分の費用計上をどのようにしたらよいか、教えていただけると助かります。毎月支払通知的な書類は発行されるらしいので、それをまとめておいて、来年確定申告をしたらいいのかな?とイメージしています。
できれば、軌道に乗ってきたら業務委託の際に、参考にするために書籍を買ったりするので、その経費の計上もできるのであれば、今後できていくとありがたいと思っています。処理方法や手続きについてご教授いただけますと幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
税理士の回答

個人事業主として開業しておりますので、再度開業届は不要です。
確定申告時に事業内容を加えてください。
事業規模などによって事業所得か雑所得(本業になるどうかで変わります)になりますが
売上の計上時期は業務が完了し納品したときとなりますので、来年申告では駄目です。経費はその売上に関連する費用でしたら計上可能です。
古賀先生
ご回答いただきありがとうございます。大変助かりました。本年の事業所得は開始が遅かったため20万円以下になりそうなので、不動産所得+(給与所得+)事業所得は雑所得で計上しようかと思いますが、来年以降本格的に業務委託の仕事(事業所得)を増やしていこうと思っております。所得でいうとおそらく事業所得≧不動産所得>給与所得の順になりそうです。
不動産所得は青色申告65万円控除の条件にまだ満たないため(貸している部屋数が少し足りない)、青色申告控除10万円になっており、でも勉強がてら複式簿記で記帳という状態なのですが、
今回始めた事業所得(業務委託)で65万円控除(もしくはe-taxでなければ55万円控除)をつけるためには、どのような規模や状態に来年度していったらよいでしょうか?
ネット調べたところ300万円という金額がでてきましたが、複式記帳していたら、300万円という規模は関係ないような記載もあり、どのようにとらえたらいいか思案しております。お忙しい中恐縮ですが、お手すきの時にご教授いただけると幸いです。

300万円という基準は良く目にしますが、実質は事業(本業)としてやっているかどうかと考えます。
複式簿記をして来年本業としてやるのでしたら65万控除を受けられると考えます。
本業で頑張って300万円稼げなかったら事業ではなく雑所得とはなりませんので、実際は事業者の現状の話になってくると考えます。
ご参考にしてください。
古賀先生
疑問点が解消され大変勉強になりました。また早速ご返信下さりありがとうございました。

こちらこそ参考にいただければ幸いです。
本投稿は、2023年11月22日 22時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。