去年からの漫画の売り上げを、来年請求して確定申告する場合について
お初にお目にかかります。
数年前から、コンピュータグラフィックスを用いて自作した漫画の背景を、漫画素材販売サイトを通して販売する副業をしていたのですが、漫画に専念したく、おととし退職。
去年販売サイトにて100万ほどの売り上げがあったのですが、確定申告が面倒で売り上げを請求せず、収入なしとしました。
今年も100万ほど売り上げがあり、合わせて請求していない売り上げが200万ほどになり、そろそろ確定申告しようと考えていたのですが、開業届を出しておらず、今年申告すると事業税の支払いがもろに来てしまいます。
自分が不勉強なこともあり、来年この200万を振り込んでもらい、税理士さんに頼んで青色申告できないかと考えております。そこで質問なのですが、
1)私にとっての売り上げは、私が請求した時点で発生する、という解釈でよろしいのでしょうか?
私が利用している漫画素材販売サイトでは、当月の売り上げが来月振り込まれる、といったものではなく、こちらが請求するとそれまでの売り上げがまとめて振り込まれるようになっています。
2)来年開業届を提出して開業し、200万を請求して振り込んでもらい、青色申告する、というのは可能なのでしょうか?
漫画の背景は数年前から販売サイトに少しずつアップロードしたもので、売り上げが伸びてきたのは去年から、開業と売り上げの振り込みは来年と、時期がずれてしまっています。
無理なようでしたら、来年からの販売サイトでの販売だけでも事業として認めてもらいたいのですが、そもそも漫画の背景の販売だけで事業として扱われるのか、分かりません。
不勉強な部分が多々あり申し訳ないですが、よろしくお願いします。
税理士の回答

竹中公剛
①普通の税理士であれば、青色は、来年からになります。
②請求しないでも、売上があった時点で、100万円の申告義務がある。ので、昨年の確定申告をする。今年の確定申告をする。
③事業かどうかは、その他の給与などの収入があり、記載の収入に依存しないがどうかでしょう。
④③でなければ、事業ではないでしょうか。雑所得の事業でも、経費は認められます。
よろしければ、正しい方向で申告をと願っています。
迅速な返答、ありがとうございます。
素人の知識なのですが、ほかのホームページで
確定申告では一般的に、商品を相手に引き渡したときに売上を計上する「発生主義」で処理します。
例外として入金があったときに売上を計上する「現金主義」が認められています。
これを「現金主義による所得計算の特例」といいます。
というのを拝見しまして、来年入金して、現金主義で申告できないかと考えているのですが、無理でしょうか?
非常に困っているので、よろしくおねがいします。

竹中公剛
というのを拝見しまして、来年入金して、現金主義で申告できないかと考えているのですが、無理でしょうか?
無理と考えます。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/23200010.htm
上記を見てください。
去年販売サイトにて100万ほどの売り上げがあったのですが、確定申告が面倒で売り上げを請求せず、収入なしとしました。
今年も100万ほど売り上げがあり、
もう開業して、ある意味2年以上になります。
正しくしたほうがよかろうと思います。
返答ありがとうございます。
去年の分を遅れて確定申告した場合、延滞税などあると思いますが、いくらぐらい支払うのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。

竹中公剛
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/entaizei/keisan/entai_wariai.htm
上記を見てください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2024.htm
上記も見てください。
リンク先を拝見し、おおよそですが、自分で計算してみました。
1年遅れた場合、
所得税の場合、100万-基礎控除48万=52万
52万x税率5%=26000
26000x延滞税14.6%=3796
26000x加算税15%=3900
自主的に申告した場合、
26000x加算税5%=1300
合わせて、26000+4526+1300=31096円が所得税
住民税、国民健康保険料については、税率10%ほどで、同じような計算になるのでしょうか?
今後の勉強のため、よろしくお願いします。

竹中公剛
記載内容でよいですが、経費はないのでしょうか。
基礎控除のみでしょうか。健康保険国民年金生命保険料控除などはないのでしょうか。
返信ありがとうございます。
販売している商品は、すべてパソコンで制作したデータのみで、経費は電気代ぐらいしかありません。
ほかに、県民共済に月2500円支払っています。
実は、調べていてわかったのですが、退職した年にも30万ほどの売り上げがあったことが判明し、
おととし、去年、今年の分と三回分の確定申告が必要になると考えています。
白色申告になりますが、素人が会計ソフトなどを使って、自分でできるものでしょうか?
税理士さんに丸投げした場合、売り上げ500万未満で確定申告すると10万ほどが相場であると聞きました。
3回分ですと、30万ほど掛かるのでしょうか?
まとめて依頼した場合、割引などあるのでしょうか?
度々申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

竹中公剛
経費ですが、
パソコンの減価償却
電気代
仕事中の紅茶などの飲料代
部屋の一部使用に関しての使用料など
ネットの使用料
雑誌・新聞などの知識供給に関しての費用
連絡用通信費の費用
相手側との打ち合わせ費用
資料収集のため交通費
その他もあるはずです。
県民共済は、生命保険控除です。控除証明書を再発行していただいてください。
税理士さんに丸投げした場合、売り上げ500万未満で確定申告すると10万ほどが相場であると聞きました。
3回分ですと、30万ほど掛かるのでしょうか?
まとめて依頼した場合、割引などあるのでしょうか?
それぞれの税理士によって違います。
少なかろうと多かろうと手間は同じです。でも、金額は少し影響するでしょう。
返信ありがとうございます。
経費については、自分は実家に住んでいるため、適応できる範囲が分かりずらく、分かる範囲で検討したいと思います。
白色申告の書類を自分で作成し、税務署で間違いがないか事前に見てもらってから申告する、といったことは可能なのでしょうか?
税務署はこのような相談は受け付けないでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。

竹中公剛
白色申告の書類を自分で作成し、税務署で間違いがないか事前に見てもらってから申告する、といったことは可能なのでしょうか?
税務署はこのような相談は受け付けないでしょうか?
このような言い方は、いけないのかもしれませんが、税務署は、出してもらうだけでよいのです。
何を出すかはあまり関係はありません。
近くの税理士会にでも相談ください。
税務署は、ただ書類を受け取るだけ、と考えたほうがよろしいようですね。
この度は休日にもかかわらず質問に答えていただき、大変感謝しております。
また質問があれば、その時はよろしくお願いいたします。
本投稿は、2023年11月24日 16時18分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。