事前確定届出給与の金額について
事前確定届出給与の金額について質問させてください。税理士さんの書いているブログに金額が高額過ぎると否認事由になると記載があり、例として同業種の事前確定給与の相場の10倍などとありました。
私の会社は前年度の税引き前利益が約700万で、今回の事前確定届出給与の金額を約450万円の1回払いで設定しました。このとき下記について教えていただけますでしょうか。
1. 同業種の事前確定給与の相場というのはどこから推測するのが良いか
2. 上記の金額設定は否認認定される可能性はあるか
3. 前年度の利益や売上と事前確定届出給与の金額は相応のものとしなければならないなど考慮するポイントはあるか。(上記のように少し法人から個人へ多く払うので心配)
税理士の回答

奥村瑞樹
1. 同業種の事前確定給与の相場というのはどこから推測するのが良いか
下記の国税庁HPなどが参考になるかと思います。
(国税庁HP)
民間給与実態統計調査結果
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/minkan.htm
2. 上記の金額設定は否認認定される可能性はあるか
上記の金額設定で否認される可能性はゼロだと思っていただいてよろしいかと思います。
3. 前年度の利益や売上と事前確定届出給与の金額は相応のものとしなければならないなど考慮するポイントはあるか。
前年度の利益や売上が少なかったからといって事前確定届出給与の金額も下げてしまった場合、個人の生活費が足りなくなる可能性等もありますので、必ずしも利益や売上に連動させなければならないということはありません。
否認される可能性としては、ご記載いただいた「相場の10倍」等、極端に高額な場合のみになります。
本投稿は、2023年12月25日 11時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。