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商品として仕入れ、無料で配布した分の仕分けについて

お世話になります。今年初確定申告の青色個人事業主です。

1個300円の製品を200個仕入れて、送料4000円・振込手数料300円こちら持ちで銀行振込。
1か月後に200個の製品納品。
そのうち、5個を、サンプルとして無料で知人に配布。
この場合:
仕入れ=300×200+4000円=64,000円
サンプル5つ=64000÷200×5=1,600円を、
広告宣伝費/商品
で仕分けするという理解で大丈夫でしょうか。

また、この年、他に売り上げがなかった場合、決算整理の際に上記の分だけ棚卸資産が減ったという仕分けを行うということで大丈夫でしょうか。

税理士の回答

東京都中央区の税理士法人石川小林 小林拓未と申します。

仕訳は、

仕入/普通預金64,000
広告宣伝費/仕入1,600

となります。

上記の商品が、期末に全て在庫として残った場合は、
商品/期末棚卸高62,400

と仕訳します。
以上よろしくお願い致します。

小林様

早速ありがとうございます。
広告宣伝費/仕入の箇所ですが、ここが「仕入」で「商品」ではないのはなぜでしょうか。
期末棚卸高の仕分けでは「商品」であって、「仕入」を使ってはいけないのでしょうか。

ご連絡ありがとうございます。
「商品」勘定は、「資産」であり、費用ではありません。
当初、「仕入」で64,000円使いましたので、費用としては64,000円かかりました。
次に、この64,000円のうち、1,600円分が「広告宣伝費」なので、「仕入」をマイナスして、「広告宣伝費」に修正します。
費用の内訳を変えただけなので、費用の合計は、変わらずに64,000円のままです。

「商品」としてしまうと、「仕入」分がマイナスされないので、費用の合計は64,000+1,600=65,000円、となってしまいます。

期末の仕訳は、一般的に上記の仕訳となります。
「仕入」を使っても結果は同じですが、青色申告決算書の作成の際には記入欄がありますので、上記の仕訳を行う方がよろしいかと存じます。

小林様
大変よく理解できました!
ご多忙な時期にも関わらず、詳細ご説明下さり、ありがとうございました^-^

本投稿は、2018年02月27日 09時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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