トレカの確定申告について
トレカの確定申告について教えてください。
当方、会社員です。昔からトレカが好きでして、
集めようと考えてた矢先、数ヶ月前にネットオリパガチャと言うものにハマってしまい、300万円ほど使いました。ここには、領収書はなく、クレカの履歴や送られてくるメールなどしかわかりません。その中で、当たったカードが50枚ほどあります。同じカードはなく私の好きなカードばかりです。高いもので1枚50万円ほど、安いものでも1枚1万円ほどです。他の不要なカードは全てポイントに還元しました。当たったカードを売却すると今のカード相場では、合計150万円ほどの売却額になると思います。全て売却しても、当然マイナスにはなります。
とても後悔しており、この度全てのカードを手放してネットオリパから卒業しようと考え、売却額は70万円を超えました。
そこで、相談です。売却額は70万円以上ですが、そもそもネットオリパガチャでの購入なので、購入額がわかりません。
①購入額はどのようにしたら良いでしょうか?また、この場合、ネットオリパガチャに使ったお金は関係ないのでしょうか?
②20万以上ですし、もちろん確定申告はしようと思うのですが、カードのために使った額は圧倒的にマイナスですので、この事実を税務署に知らせるすべは無いのでしょうか?
③利益だけでみると70万円かもしれません。しかし実際はマイナスになります。それなのに、税金を取られるような理不尽なことが起こるのでしょうか?支払いのために、貯金を下ろしたり、親に借りたり、趣味のトレカを泣く泣く売ったり、生活の一部を切り詰めたりしています。自業自得ではありますが、何か打開策はないのでしょうか?
長々となりましたが、税理士の先生方よろしくお願いいたします。
税理士の回答

石割由紀人
トレカの確定申告に関するいくつかの重要な点を以下にまとめます。
① 購入額について
トレカの購入額が明確にわからない場合、税務上の取得費用として認められるのは難しいかもしれません。ただし、クレジットカードの履歴やメールなどで購入した時期やおおよその金額を示せるものがあれば、それを基に概算取得費を主張することが考えられます。一般的に、証明が難しい場合は、売却額の5%を取得費として申告することになります。
② 確定申告でマイナスを伝える方法
売却額が20万円を超えるため、確定申告は必要です。ただし、取得費や譲渡費用についての明確な証拠がない場合、実際の損失を十分に反映するのは難しいでしょう。税務署に対しては、購入記録などをもとに可能な限りの資料を準備し、口頭で事情を説明することで、申告内容が実情に近づくよう努めることができます。
③ 税金の課税について
売却によって得られる金額が70万円であっても、取得費や譲渡費用次第で譲渡所得が発生します。譲渡所得は、譲渡価額からこれらの費用を引いた後にさらに特別控除(50万円)を行うことで決まります。マイナスの場合は所得税は発生しませんが、実際の購入金額の証明ができない場合、最も不利な条件で計算されることがあります。購入履歴や支出証明が重要であることを税務署に示すことが求められます。
打開策
1. 資料の準備
購入した証拠をできるだけ準備し、その正確さを確認します。
2. 専門家の助言
税理士に相談し、具体的な状況に応じたアドバイスを受ける。
3. 誠実な申告
税務署に対して事実をきちんと伝え、意図的な偽装がないようにする。
石割先生、丁寧かつ詳しい回答ありがとうございます。近くの税理士さんを探したいと思います。
あと一点、お分かりであれば教えてください。
転売をしているつもりは微塵も無く、必要ないカード、コレクションを売っている場合、事業所得でなく、雑所得という判断でよろしいのでしょうか?また、継続的かどうかという判断はどのようにみたらよいのでしょうか?例えば、一度に売るのが難しいので、1年間に数回に分けて打った場合、継続的と判断されるのか否かと言う意味です。
本投稿は、2024年10月05日 12時21分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。