個人事業主の開業日以前の収入や経費は確定申告にいれますか
個人事業主の開業日以前のデータの計上はどうしたらよいでしょうか。
■現状
・扶養内でフリーのパソコン講師
・3月に開業申請書&青色申告承認申請書提出(開業日3/15)
・1~2月も収入&経費あり(月8万程度)
・3月頃に収入が増えてきたと感じ開業を決意
・青色申告控除にて扶養内を維持したい(年間130万未満)
確定申告時に1月~12月の1年分を計上すれば良いと思っていました。
普通に弥生会計等にまとめてよろしいのでしょうか。
どうぞご教示いただきますようよろしくお願いいたします。
税理士の回答

個人事業主の開業日以前のデータの計上はどうしたらよいでしょうか。
開業届は事業開始の届出ですが、税務上の所得分類に直接影響するものではありません。つまり、開業届の提出前であっても、事実上、事業として活動していた場合、その収入は事業所得として取り扱うことができます。逆に、事業としての要件を満たしていない場合には、例えば雑所得など、他の所得区分に該当する可能性があります。
開業届提出前にフリーランスとして継続的に仕事をしていた場合:開業届を出す前にクライアントから報酬を受け取っていた場合でも、その仕事が継続的かつ独立して行われていたのであれば、その収入は事業所得として扱われます。
開業届提出前に一度だけ受け取った報酬:一時的に受け取った報酬であれば、事業所得ではなく、雑所得などに該当することがあります。
確定申告時に1月~12月の1年分を計上すれば良いと思っていました。
普通に弥生会計等にまとめてよろしいのでしょうか。
開業届提出前の所得が事業所得であれば、1年分の計上で問題ありません。
弥生会計等にまとめて大丈夫です。
簡潔かつ分かりやすいご回答をいただきありがとうございます。
今までモヤモヤしていたことがスッキリしました!
非常に勉強になりました。
また何かあればご相談させていただきますm(__)m
本投稿は、2024年10月16日 15時40分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。