FXの確定申告に詳しい税理士さん教えてください
FXの確定申告を行います。
個人事業主で白色申告です。
こちらに添付が載せれないのですがいくつかのFXアカウントをもっており、
月間のレポートを預かっております。
確定申告での実際の利益把握方法について教えていただきたいです。Closed P/Lで集計することはわかっております。
ただ、Closed P/Lの数値がマイナスになっているが、トレードをしたときにはプラスになっていた認識であり、Closed P/Lの数値が違うのではないかという議論になっております。
Closed P/Lの数値と実際トレードした本人の認識と大きくずれがある場合どのようなことが原因として考えられますか?
また、どのように検証を行えばいいでしょうか?Closed P/Lがあっているのかどうか、すべての集計をする場合にどの部分を拾えばいいでしょうか?
税理士の回答

石割由紀人
FXの確定申告に関する利益の把握と、Closed P/Lの数値に関する問題について以下のアドバイスを提供します。
1. Closed P/L(確定損益)の数値がずれる主な原因
Closed P/Lと実際の認識がずれる可能性がある原因として、以下が考えられます。
- スプレッド(取引コスト)の見落とし
FX取引では、取引を行うたびにスプレッド(売買価格の差)が発生します。この取引コストが認識されていない可能性があります。
- スワップポイントの反映
ポジションを保有していた期間に発生するスワップポイント(利息)が利益や損失に影響を与えています。この計算が含まれていない場合があります。
- 未決済ポジションの影響
実際に取引を終えたと思っていても、未決済ポジションや調整がある可能性があります。
- 為替レートの違い
取引をしたタイミングと決済のタイミングでの為替レートの違いが影響することがあります。
- ブローカーの報告の誤差
ブローカーのレポートに誤りがある、または集計方法が分かりにくいケースがあります。
2. 検証の進め方
Closed P/Lが正しいかどうかを確認するための手順
- 全取引の詳細を確認
ブローカーから取得したレポート(トレード履歴)をすべて確認し、以下を特定します。
- エントリー時と決済時のレート
- 取引数量(ロット数)
- スプレッド
- スワップポイント
- 取引履歴を独自に計算する
Excelや会計ソフトを使い、取引ごとの利益・損失を以下の式で計算し直します。
- (決済レート - エントリーレート) × ロット数
※スワップポイントと手数料を別途加算または減算します。
- 損益の総額を比較
ブローカーのClosed P/Lレポートと、独自の計算結果を比較し、差異を特定します。
- スワップポイントの内訳を確認
特に長期ポジションの場合、スワップポイントが影響するため、レポート内に「スワップポイント」の項目があるか確認してください。
3. 実際の確定申告に向けた利益の計算方法
FXの所得は「雑所得」に分類され、以下のルールに従います。
- 利益の計算方法
利益 = Closed P/L(確定損益) + スワップポイント - 必要経費
※必要経費には、取引手数料や取引に関連する通信費などを含むことができます。
- 年度ごとの集計
必ず「1月1日から12月31日」までの期間で利益を集計してください。
早速のご回答ありがとうございます。
今もっているデータを検証しますと
大きく以下に分かれます。
Closed P/L(確定損益)の内訳を検証するためには以下のどの部分を集計したら良いでしょうか?
スワップポイント 、必要経費は記載がなかったです。
Balance: Deposit
Bonus: ATDB 25% Reset
Balance: Transfer OUT
Credit: Credit Out
SELL
BUY
本投稿は、2024年12月05日 21時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。