貸借対照表の期末の現金が毎年増えてしまっている。
個人事業主です。
確定申告は今年で4回目になりますが、大変お恥ずかしい話、弥生会計ソフトに、毎月の報酬額(=売上)と、経費を入込むだけで、全く帳簿の記載方法を理解せずに使用していました。
報酬額も毎月口座に振り込まれるものの、「現金」として登録しておりました。
そろそろ確定申告の準備を、、と思いを整理していて気が付いたのですが、現金は手元に無いのに900万程ある事になっておりました。
もちろん、毎月の売上から必要経費を引いた残金はプライベート用資金として使用していたため、手元に現金はほぼありません。
つまり、事業主貸を全く理解せずに事業をしていた事にようやく気付きました。
去年までの架空の現金になっている部分をどのように修正し今回申告したら良いのか教えていただきたいです.宜しくお願い致します.
他者の方で似たような質問がありましたが、900万近い現金を、今年全て事業主貸にして大丈夫なのか心配です。
ご教示頂けましたら、幸いです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答
こんにちは。
普段の売上の仕訳を
現金××× 売上×××
経費の支払いを
必要経費(勘定科目は内容による)××× 現金×××
と仕訳̪をしていて、
残りの現金のほとんどはプライベートの生活費としているのであれば、
事業主貸××× 現金×××
として仕訳をして問題ないかと思われます。
菅原様
この度はご教示いただき、ありがとうございます。
お手数ですが、下記何点かご教示いただけますと幸いです。
残りの現金のほとんどはプライベートの生活費としているのであれば、
事業主貸××× 現金×××
として仕訳をして問題ないかと思われます。
についてですが、
会計ソフト上では
令和5年度の貸借対照表:現金580万円
令和6年度の貸借対照表:現金970万円
ですが、実際は、
令和5年度は事業用口座から580万円を生活費として引き出し
令和6年度は事業用口座から390万円を生活費として引き出し
令和6年12月31日の現金:0円。
の状態です。
そのため、令和6年度の貸借対照表の現金を0円にしたい場合、
菅原様からのご回答を参考に、
令和6年12月31日
事業主貸9,700,000/現金9,700,000
にすれば問題ない認識で合っておりますでしょうか?
あるいは、
令和6年1月1日の開始仕訳 現金5,800,000を現金0に先に変更した上で、
令和6年12月31日
事業主貸3,900,000/現金3,900,000
現金:0
に調整した方がよろしいのでしょうか?
また、過去の所得には影響しないと理解しており、そのため令和5年度の確定申告について税務署への修正申告は必要ないと理解しておりますが、間違いないでしょうか?
最後に、本来、売上は【現金】ではなく指定口座へ振り込まれるため(=預金)となるため、
今年度の令和7年からは、事業用口座から現金を引き出した場合にもすべて会計ソフトへ登録し、
現金支払いでの各経費の支払いや、事業主貸も全て正しく記録すれば問題ないでしょうか?
質問が多く恐縮ですが、ご教示いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
本来であれば、令和5年度から順に修正すべきものと考えられますが、事業主貸勘定については所得計算に影響を与えることはありませんので、修正申告等による対応は不要かと思われます。
したがって、令和6年度の申告の際に、事業主貸としてまとめて修正して問題ないかと思われます。当然、実際の現金の入出金日と事業主貸の計上日が異なることになりますので、適用欄等にそのようになった理由等を付記しておくのが良いでしょう。
本投稿は、2025年01月10日 20時52分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。







