業務委託の形態で働く大学生の納税と扶養について
現在、海外の企業の業務委託という形で日本でオンラインにて仕事を行い、米ドルで給与を得ている大学生です。現在仕事開始後1ヶ月未満で、月収は日本円換算で13~15万円程度を見込んでおり、扶養と確定申告について質問があります。
Q1 この業務形態で仕事を行う場合、個人事業主として開業して青色申告するのが1番節税になるでしょうか。
Q2 現在親の扶養下に入っており、自分で調べたところ給与が48万円を超えると親の税金が高くなるとの事ですが、この認識は正しいでしょうか。またどれくらいの増税となるでしょうか。
税理士の回答
こんにちは。
①業務委託とのことですので、雑所得として白色申告を行うか、事業所得として青色申告を行うかの2択になります。一般的に300万円以下の収入については雑所得として取り扱われるところですが、複式簿記による会計帳簿の記帳等の要件を満たすことで事業所得として青色申告をする余地があるかと思われます。
一般的に青色申告をすることで税負担を低くすることができますので、そのようにされるのが良いでしょう。
②令和7年度からは扶養控除について改正がありましたので、知識をアップデートする必要があります。
一定の金額を稼ぐことで突然扶養控除の全額が適用できなくなるのではなく、質問者様の所得に応じて段階的にご両親の税負担が増加する制度に変更になります。
したがって、ご両親に与える影響額は、ご両親の所得水準と質問者様の所得水準の両方を照らし合わせて検討をする必要がありますので、こちらではお答えすることができません。
令和7年度税制改正の特定親族特別控除について検索し、内容を確認するのが良いでしょう。
本投稿は、2025年04月21日 22時03分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。