ストックオプションによる報酬があった際の確定申告について
今回初めて確定申告をする予定なのですが、わからないことが多いため質問させて下さい。
会社員で年収は約800万円程度です。今回外資系の会社からストックオプションによる株式を取得し権利が確定しました。
質問内容ですが、
①ストックオプションの権利確定が11月で約1500万円程度あり、株式売却により差益が+180万円程度出ました。今年の所得は年収+ストックオプションの1500万円、雑所得は差益の180万円という理解で宜しいのでしょうか?
②①が正しければ、ふるさと納税をしようとした場合、2300万円分できるのでしょうか?
③今回のような収入は今後無いと考えていますが、その場合何か特別な処置を受けることはできないのでしょうか?もし出来ないのであれば今からできる節税対策はありますか?
ご教示頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
税理士の回答

安島秀樹
2300万円分するふるさと納税の対象です。
180万円は譲渡所得です。株式の譲渡で20%の分離課税になると思います。
➀ストックオプションは税制適格ですか?非適格ですか?
前者であれば売却益180万円が譲渡所得となり20.315%の分離課税、後者であれば権利確定(行使)時の時価と行使価額の差額が給与所得となり、売却益は前者と同じです。
➁ふるさと納税は所得控除ですので、収入ではなく所得で上限額を判断する必要があります。2300万円は総収入金額ですので過剰だと思います。
年収ではなく各種所得控除後の課税所得金額がわかりませんし、➀の税制適格・非適格に応じて所得金額が変わりますので、こちらでふるさと納税限度額は算定できません。
➂給与所得者であれば、年末までにできる節税対策は残念ながらないと思います。

安島秀樹
たぶんもらったのは外国の親会社の上場株だと思うのですが、1500万が給与扱い、180万が譲渡所得です。ふるさと納税は、限度額を教えてくれるサイトの給与のところに2300万をいれればだいじょうぶです。
本投稿は、2019年12月21日 21時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。