外貨だて年金保険の満期時の受取を一括でうけとるか年金で受け取るかを相談したい
外貨建て年金保険の受取方法について、一時受取と年金受取で税務上どちらが有利かを
ご教示いただきたい
年金保険のとして、受取総額約500万円、受取額ー支払額≒150万円の予定です。
①一時所得の場合、(150-50万円)÷2=50万円が課税対象額となると思いますが、
確定申告して、たとえば給与所得1200万円の場合、所得税・住民税は、どれくらい
増えることとなるのでしょうか。
②10年確定年金で受け取る場合、150万円÷10年=15万円となるので
20万円以下は確定申告も必要ないということでよろしいでしょうか。
どうぞ、よろしくお願いします。
税理士の回答

税理士の及川と申します。
よろしくお願いいたします。
一時金で受け取る場合は一時所得、年金で受け取る場合は雑所得となります。
①一時所得の場合の税額について
所得控除(扶養控除等)がどの程度あるかで違いが出る可能性がありますが、給与所得1,200万円なら課税所得が6,950,000円から8,999,000円の範囲と思われますので、所得税500,000円×23%=115,000円(復興特別所得税115,000円×2.1%=2,400円を加算して117,400円。住民税500,000円×10%=50,000円。合計167,400円となります。
②雑所得の場合
確定申告が必要な方は「給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く。)の合計額が20万円を超える」場合なので、他に所得がなければ確定申告は不要です。
ただしこの判定は毎年なので、例えば年金支払期間中のある年に、新しく住宅借入金等特別控除の適用を受けたり、医療費控除を受けたりと確定申告が必要になる年には年金保険の所得も含めて申告する必要があります。
以上です。
本投稿は、2016年08月28日 10時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。