経費に入れる消耗品などが、将来、状況や置き場所・使う場所などが変わる場合の考え方
経費になる消耗品などの状況が変わる場合の考え方を教えてほしいです。
例えば、3,000円の時計を購入して仕事場で使うので経費に入れて、
1年後などに深く考えず、新しい多少高額の時計20,000円を見つけて仕事場に置きたいと思って買って
深く考えず古い時計をはずして、新しい時計を置いていました。
当然、新しい時計は経費に入れます。その後、古い時計は1年後には
別の子供部屋に置いていたとしたら、よく考えたら税務署からすればこれは
個人用の物を最初から経費に入れたとも判断できてしまいますが問題ないのでしょうか?
それともこれが消耗品のような物だからいいのでしょうか?
結局、私自身何も思わずやっていたということです。なぜかと言うと安いからだと思います。
これが時計を買う順番が逆であれば、最初に経費にした高額な時計を仕事場から子供部屋に
うつす時に気付いていたのかなと思うはずです。
これが問題なければ、例えばいつも高額な商品を購入する際は、1年だけ仕事で使ったりして、
その後、家用にしたら、安く買えることになってしまいます。
ただ、このようなことは考えればたくさんあることに気付きました。
家の庭と仕事場の駐車場の間に、仕事用の為にフェンスを作ったのですが、
仕事用の駐車場を狭くしてまたそれより前にフェンスをたてたり、
駐車場をやめた場合、その最初のフェンスが見た目上、完全に元から家のフェンスに見えます。
こういう場合も元は仕事の物であったのに、後から税務署や他人が見ればどうみても個人の物を
経費に入れたように見えてしまいます。
最初の頃は気付きもしなかったことが多少、申告になれてくると、
このような曖昧のようなことが沢山ある気がして気になりだしました。
詳しい方、教えて頂ければ助かります。
税理士の回答

土師弘之
商品をプライベートで使用したり、事業用の備品をプライベート用にしたりするなどご質問のような行為を所得税法上「自家消費(家事消費)」といいます。
自家消費した場合は、原則として、
その商品・備品の通常の販売価格で売上(収入)に計上することとなります。
ただし、商品(棚卸資産)の場合は、仕入価額又は通常の販売額の70%の多い方を自家消費額とできることになっています。
備品の場合は、自家消費した時点での時価に相当する金額(いくらで売買されるかという金額)で収入に計上することになります。
本投稿は、2020年03月15日 20時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。