事業所得と雑所得について。
質問失礼します。
結論から申し上げますと、アフィリエイトや電子書籍の収入を「2019年は事業所得」で「2020年は雑所得」にすることができるか質問したいです。
2019年の申告漏れがありました。アフィリエイトと電子書籍の売り上げ5万円ほどです。主に予備校講師や家庭教師でお金を稼いでいますが、2019年はそれらの仕事を減らして、アフィリエイトや電子書籍で本気で稼いでいこうと思っていました。なので、2019年は事業所得にしたいです。しかし、結果は年間で5万円ほどだったので、2020年はアフィリエイトや電子書籍にほとんど時間を割いていません。しかし、売り上げは多少出ており、これを雑所得にすることはできるでしょうか?
ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
税理士の回答

行方康洋
雑所得と事業所得の線引きは、個々の取引の内容によって判断されます。それは、営利性、継続性、独立性、生活の主たる収入となりうるかなどによることになります。
ですので、その内容を考慮したうえで、2020年のアフィリエイトや電子書籍の収入を雑所得とすることは可能かと思います。ただ、予備校講師や家庭教師は事業所得の収入とされており、また、2019年にはアフィリエイトや電子書籍も事業所得に含めており、それらが予備校講師や家庭教師に関連する内容である場合は、それらの2020年の収入だけ、なぜ雑所得にするのかという疑問は生じます。
事業所得との関連性が全くないので、2020年の収入は雑所得として申告するというのであれば、それは一つの理由だと思います。
丁寧なご回答ありがとうございます!さらに質問をよろしいでしょうか?正直に申し上げますと、持続化給付金の関係で、去年のアフィリエイト・電子書籍の売り上げ総額5万を事業所得にして、今年は雑所得にしたいと思っています。都合が良すぎとは思いますが、去年は生活の主にする意識でやっており、今年はほとんど力を入れていませんので、去年は事業所得、今年は雑所得にしたいです。よろしくお願いいたします。

行方康洋
持続化給付金は税務とは異なりますので、どのような審査になるのかは見えてこない部分があります。
持続化給付金申請要領の6ページに次のような記載があります。
事業収入は、証拠書類として提出する確定申告書第一表における「収入金額等」の事業欄に記載される額と同様の算定方法によるものとし、2019年の年間事業収入は、当該欄に記載されるものを用いることとします。
『同様の計算方法』という言葉が気になりますので、コールセンターに確認されることがよろしいかと思います。
早速のご回答ありがとうございます。すごい参考になりました。また何か相談することがあるかもしれませんが、その時は是非よろしくお願いいたします。
本投稿は、2020年06月02日 22時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。