ダブルワークでの確定申告について
会社勤めをしながら、個人事業主として起業する場合について、相談させてください。
会社自体が債務超過で、民事再生や競売を経て、再生債務を抱えた状況です。
そうした会社(以下「A社」)の事業部門を新規で作るよりは、A社の社員として働きながら、個人事業主として起業をし、A社を元請けとし、個人事業を下請けとして事業展開したいと考えています。利益が出れば、出来るだけA社の業績回復に回したいところです。
その場合ですが、
1:A社に在籍しながら、個人事業主として動く私は、確定申告や給与所得などは、どの様な処理になるのでしょうか。
→個人的に納税額が多くなるだけでしょうか。
2:A社に在籍しつつ、個人事業主となり、他社でもパート(個人事業主の立場でアルバイトさせてもらう)として働くとした場合、社会保険はA社にしたままでも可能でしょうか。
→確定申告は、パートで働いた分も個人事業に包括されるため、A社での給与所得は別としての申告でよいのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
税理士の回答

酒屋就一
1:A社からの給与と、下請けとして仕事をした報酬分をあわせた所得に対して所得税がかかります。下請けの仕事の方で利益が増えれば、納税額も増えることとなります。
2:社会保険はA社・パート先とも加入要件を満たした場合は加入しなければなりません。両社で社会保険加入となると手続きも複雑になりますので、パート先では加入要件に引っかからない程度で働かれるのがよろしいかと考えます。
確定申告ではパート先からの収入もあわせて納税額の計算をする必要があります
酒屋 就一 先生
ご回答ありがとうございます。
アドバイスも含めて、大変参考になりました。
ありがとうございました。
本投稿は、2020年06月26日 10時38分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。