アパートの減価償却終了後の未償却残高
築22年の木造のアパートの経営をしている者です。
減価償却が去年で終了してしまいましたが、未償却残高が
200万近くあります。この未償却残高は来年度の確定申告
にどのように計上するものでしょうか。
お恥ずかしながら今まで確定申告を税理士さんにお願いして
全く知識がありません。
ご教示いただければ幸いです。
税理士の回答
おそらく平成19年3月31日以前の取得で、旧定額法による減価償却をしていたものと思います。
旧定額法は法定耐用年数経過時点で取得価額の5%が残りますので、この残額を以下のように備忘価額1円まで償却します。
23年目 取得価額×0.9×0.046(22年の旧定額法償却率)>期首帳簿価額(未償却残高)-取得価額×5% → 小さい方・・要するに取得価額×95%の償却可能限度額まで減価償却します。
24目以降 (取得価額×5%-1円)÷5 ・・ 残った取得価額×5%を5年で均等償却します。
とてもわかりやすいご回答をありがとうございました。
申し訳ありません、もうひとつ確認させてください。
ご教示くださったことによりますと、築平成8年のアパートの22年目最後の減価償却額が¥451,469で、未償却残高が¥1,997,665ですので、23年目の減価償却額の方が22年目より多くなるということでよろしいでしょうか。
何度もすみません。
23年目の減価償却費は、未償却残高ではなく期首帳簿価額(未償却残高)-取得価額×5%です。
取得価額がわかりませんので計算はできませんが、多くなることはあり得ません。
本投稿は、2020年10月10日 19時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。