給与所得者の雑所得赤字申告について
サラリーマンで講演料など雑所得があります。
確定申告をしていますが、雑所得が赤字(マイナス)になりそうです。
その場合は、給与所得で支払う税金が少なくなったりするのでしょうか?
それとも、来年度に損失(赤字分)を繰り越したりする事になるのでしょうか?
どうぞお力添え宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答
雑所得は、事業本業以外でたまたま得られた所得という位置づけです。
損失が出た場合でも、他の所得と損益通算はできません。
FX損益の雑所得などについては、繰り越して翌年で控除する制度がありますが、
一般の雑所得については、繰り越して翌年で控除する制度はありません。
例えば報酬料金の源泉徴収の対象所得であった場合、支払金額が5万円を超える場合には、税務署に支払調書が提出されますので、損失になるにしても、確定申告を出しませんと、申告漏れのように、税務署には見えてしまいますので、確定申告をして、その収支明細書の中で、必要経費を記載して、適正に申告を提出することが必要になります。
なお、年間20万円を超えない収入金額である雑所得だけであれば、勤務先で年末調整を受けているならば、確定申告不要の取扱がありますので、申告しなくても構いません。
以上取り急ぎ回答とさせていただきます。
ご回答ありがとうございます。
収入が20万円を超えない場合でも確定申告すれば源泉徴収された額は戻ってくるのでしょうか?
重ねてのお伺い、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
お答えします。
確定申告はすることは出来ますし、報酬で源泉徴収された額は還付されることはできます。
収支内訳書を記載して合わせて提出する必要がありますが、必要経費については、数字を記載するだけでなく、裏面の最後に「本年中における特殊事情」という欄がありますので、欠損となった具体的な原因理由を文章で説明を書いておくことが良いと思います。
以上回答とさせていただきます。
早速のご回答をありがとうございました。
とても分かりやすく、助かりました。
ありがとうございました。
お役に立てたようでしたらよかったです。
本投稿は、2017年02月01日 11時48分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。