清算確定申告の際の債権放棄について
お世話になります。
H28に設立した合同会社を解散させるために、現在自力で申請中です。
6月中旬に官報掲載期間が終了するので、清算確定申告を行わないといけないのですが、現在会社には負債がかなり残っております。
両親から借りたり、代表社員から借りたりした負債なので、金融機関などからの負債はありません。
別表7の控除未決欠損金額の計は700万程になっており、当期分の欠損金額は
20万位となっています。
清算確定申告はすべてゼロの状態にしないといけないと聞いたのですが、どういう風に帳簿を付けて良いか分からず、またこのような大きな金額でも債権放棄が出来るのか分かりません。税務署にも聞いてみたのですが、教えてもらえませんでした。
当方、代表社員のみで、雇っている方もいませんし、特に売れるようなものもありません。買掛も売掛も残っていません。
どうしてよいか分からず、途方に暮れています。
どうぞよろしくお願い致します。
税理士の回答
貸借対照表は資産が0であれば、負債(借入金)の金額と純資産のマイナス金額が同じ筈です。
以下、例示します。
借入金500であれば純資産は-500という形です。
借入金500の債務免除を受け、借入金500/債務免除益500と仕訳し、負債(借入金)も純資産も0にします。
上記で発生した債務免除益500は法人税の益金となりますが、通常は税務上の繰越欠損金(期限切れのものを含む)の金額以下になる筈ですので、清算(残余財産確定)事業年度の申告所得は0になる筈です。
すみません。一点訂正します。
資産が0であれば、負債(借入金)+純資産が0となりますので、純資産を0にするために上記の債務免除を行います。
何度もすみません。
貸借対照表を見ると、立替金と長期前払費用が少し残っていました。この資産の仕訳はどうすれば良いのでしょうか?
それと、貸借対照表の繰越利益余剰金と別表7の合計の金額が違うのですが、それで良いのでしょうか?
無知すぎてすみません・・・。
お忙しい中大変恐縮ですが、宜しくお願い致します。
立替金と長期前払費用(共に資産)を全て換価しなければ清算はできません。要するに資産を0にしなければいけません。
具体的な処理方法は内容を拝見しないとこちらでは回答不能です。
繰越利益剰余金(会計)と繰越欠損金(税務)が異なるのは一般的なことです。
分かりました。
会計ソフトのチャットで聞いてみます。
本当にありがとうございました!
本投稿は、2021年03月18日 11時49分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。